橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

イシス編集学校には「たくさんのジャンヌ・ダルク」がいる。
その筆頭となるのが創成期から学校を牽引してきた佐々木千佳局長だろう。
2020年9月20日、21日に開催された感門之盟「エディットジャパン」では
10周年に続き20周年も佐々木が総合司会を務めた。松岡正剛校長は「こういう司会を任せられるのは佐々木さんしかいない」と言い切る。期待にたがわず本番では、すがすがしい姿で舞台に立ち中継先やプログラムが多い中でも場と人をやわらかくつないだ。そんな佐々木も感門前夜のリハーサルでは「マイクの位置はもっと下げて」、「「次は」と言わずに本題にバンといきなり入って」と松岡ディレクションを受けていた。どんなに用意を重ねても更にもっとの引き上げをするのが松岡編集。
編集学校が誕生して間もない頃「へこたれません」と松岡に一筆啓上した佐々木の決意は20周年をむかえてもなお、ゆるぎない。この覚悟が変革し続けるイシスをずっと支え続けている。
いつもは「もてなす側」の佐々木局長が初日に松岡校長や学校スタッフからお祝いのサプライズを受ける場面がありました。この本番と手前の様子をおさえた映像の一部を動画でお届けします。最後のメッセージは吉村堅樹林頭が佐々木局長に贈ったものです。
※序盤の九天玄氣組メンバーの映像は初日の映像が配信不具合で飛んだため2日目のものを挿入しております。再生の女神に肖りました。
動画:林朝恵、写真:後藤由加里、挿入写真:小森康仁(映像より切り出し)
林朝恵
編集的先達:ウディ・アレン。「あいだ」と「らしさ」の相互編集の達人、くすぐりポイントを見つけるとニヤリと笑う。NYへ映画留学後、千人の外国人講師の人事に。花伝所の花目付、倶楽部撮家で撮影・編集とマルチロールで進行中。
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
光を読む、光を撮る。 2025年8月9日、豪徳寺にあるイシス館とオンラインのハイブリッドで倶楽部撮家のメインイベントとなる瞬茶会(ワークショップ)が開催された。倶楽部メンバーは各々、カメラと懐中電灯を持参して集った。この […]
通りを歩けば紫陽花を見かける季節がやってきた。 土の酸性度によって色が変わるこの花は、現在進行形で変化を続ける入伝生の姿にも重なる。 6月になり錬成期間に入った入伝生は師範代になりきって指南を書きまくる日々 […]
写真仲間求む!編集術でカメラと戯れる【倶楽部撮家】が多読アレゴリアにやってきた
「写真×編集」する倶楽部 写真に特化したクラブがついに多読アレゴリアでオープンします。クラブ名は「倶楽部撮家」。名付け親は松岡正剛校長です。 編集を人生する。撮影を人生する。カメラさえあればどなたでも参加可能です。プ […]
【劇団こまつ座】2度観ても笑撃、井上ひさしの『太鼓たたいて笛ふいて』
こういう作品は何度でも見たくなる。この物語を生きる人たちといつまでも茶の間で笑い続けたくなる。 2024年11月初旬、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで、井上ひさしの戯曲『太鼓たたいて笛ふいて』 […]
コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。