2019年9月27日、豪徳寺・本楼に44[守]師範たちが集結した。
伝習座前夜、登壇者が最後の調整を行なった。まるで試合前の控え室のよう。ことさら力の入ったリハーサルをしていたのは、師範代による「フライヤー発表」を進行する池澤祐子師範と白川雅敏師範ペアだ。伝習座の名物コーナーに向け、製作意図を分析しながら評価の言葉を交わし合う。
池澤「何が狙いか分かり辛い、これは再回答かな」
白川「清々しくて、僕は好きなんですけどね」
プロセスに注目し、引き上げポイントを探る白川に、「評価がやさしいんだもん」と詰め寄る池澤。凹凸ペアは上々だ。
編集学校では師範代が教室を生かしたフライヤーを創作し、学校紹介ツールとして使う慣わしがある。その発表を伝習座で行う。師範代は1分半の制限時間でフライヤーについて語ってみせる。これに目利きの師範が評価の言葉を送る。
作品も語りも磨かれる。歴代の師範代らも通ったこの道、新師範代もまもなく通る。
下の写真は師範代のフライヤーを手にする両師範。
さて、どんな評価をくだすのか。
左は池澤(蒔田俊介師範代のフライヤーを持つ)
右は白川(黒澤朋子師範代のフライヤーを持つ)
林朝恵
編集的先達:ウディ・アレン。「あいだ」と「らしさ」の相互編集の達人、くすぐりポイントを見つけるとニヤリと笑う。NYへ映画留学後、千人の外国人講師の人事に。花伝所の花目付、倶楽部撮家で撮影・編集とマルチロールで進行中。
【劇団こまつ座】2度観ても笑撃、井上ひさしの『太鼓たたいて笛ふいて』
こういう作品は何度でも見たくなる。この物語を生きる人たちといつまでも茶の間で笑い続けたくなる。 2024年11月初旬、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで、井上ひさしの戯曲『太鼓たたいて笛ふいて』 […]
本楼にある黒いソファを移動して、その脇に求龍堂の『千夜千冊』と角川の『千夜千冊エディション』を並べて松岡さんを迎えた。2度目の肺癌で入院する直前の2021年4月初旬、急遽、オンランイベント「千夜千冊の秘密」で語り切れなか […]
ミームとは一体なんだろうか。 編集学校でよく登場するこの言葉を松岡正剛校長は「意伝子」と訳しているが、何がどう伝承されているのかは漠然としている。 「お題ー回答ー指南」というテキストベースの編集稽古をしている中で一体なに […]
【花伝所プレゼンツ・エディットツアー】8/31(土)師範代の編集術でコミュニケーションがかわる
言葉は通じるためにありますが、必ずしも通じるとは限りません。 コミュニケーションは「通じる」「通じない」の覚束なさの中で生まれます。両面性があるからこそ、言葉を選ぶ力、たくみに連ねる方法を学ぶことが求められ […]
【Portrait Shot #02】高本沙耶が撮られた背中!
シリーズ化が決定しました! 倶楽部撮家でもおなじみの写真家・後藤由加里がイシス編集学校に関わる人たちをモデルにして撮影をしていく企画です。後藤はライフワークとして、松岡正剛を撮影し続けていますが、並行して昨年より新しいモ […]