エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。

笑顔の三谷は一瞬驚いた顔をし、同様に驚いた顔をしている46[守]番匠の景山和浩と目を合わせた。スクリーンビューでは 46[守]の先達文庫が発表されている。かりぐらジョジョ教室師範代の三谷和弘が受け取った本は岡潔『紫の火花』だった。
なぜ2人は驚いたのか。京都会場のテーブルにはもう1冊『紫の火花』が置かれていたのだ。
「Inform 共読区」のテーマに合わせた会場のディスプレイとして、三谷が自ら持ち込んだ3冊のうちの1冊だ。
先達文庫を予見していたかのような三谷。「なぜ、この本を持ってきたの?」。景山の問いに、「岡潔が好きで、京都っぽいので」と答えた。決して情報が漏洩していたわけではない。京都から連想を広げた三谷が選んだ1冊が岡潔なのだ。偶然では片づけられない一致は、三谷への何よりのエールとなった。
最高の思い出ができた三谷だが、気にしていた言葉がひとつあった。感門表授与スピーチに松岡校長からの入ったツッコミだ。「カルシウムが足りてないんじゃないの」。
三谷師範代が持つ2冊の『紫の火花』
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
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コメント
1~3件/3件
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。