私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

笑顔の三谷は一瞬驚いた顔をし、同様に驚いた顔をしている46[守]番匠の景山和浩と目を合わせた。スクリーンビューでは 46[守]の先達文庫が発表されている。かりぐらジョジョ教室師範代の三谷和弘が受け取った本は岡潔『紫の火花』だった。
なぜ2人は驚いたのか。京都会場のテーブルにはもう1冊『紫の火花』が置かれていたのだ。
「Inform 共読区」のテーマに合わせた会場のディスプレイとして、三谷が自ら持ち込んだ3冊のうちの1冊だ。
先達文庫を予見していたかのような三谷。「なぜ、この本を持ってきたの?」。景山の問いに、「岡潔が好きで、京都っぽいので」と答えた。決して情報が漏洩していたわけではない。京都から連想を広げた三谷が選んだ1冊が岡潔なのだ。偶然では片づけられない一致は、三谷への何よりのエールとなった。
最高の思い出ができた三谷だが、気にしていた言葉がひとつあった。感門表授与スピーチに松岡校長からの入ったツッコミだ。「カルシウムが足りてないんじゃないの」。
三谷師範代が持つ2冊の『紫の火花』
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
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2025-07-03
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2025-07-02
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2025-07-01
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