橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

オミクロン株が日本を、いや世界を席巻しています。もはや10人に1人が濃厚接触者に指定されるレベルだとか。そんなコロナまみれ、オミクロンまみれの中、黙食、孤食のお供に、再度まとめて読んでほしい、「おしゃべり病理医・コロナコラム」です!
編集工学のモットーは、「生命に学ぶ」「歴史を展く」「文化に遊ぶ」ですが、コロナ禍は、生命に学ぶまたとない機会。コロナを起点に、生命、歴史、文化へ、編集的世界観を持ってすれば、いかようにも対角線は引けます。
COVID19パンデミックの病理学的解読から、感染症や病院の歴史、メディア論、社会学そして文化論へ!おしゃべり病理医のコロナコラム10選。続けて読むとワクチン1回分の効果アリ?!
おしゃべり病理医 編集ノート - コロナウイルスショックから学ぶ「共生」
おしゃべり病理医 編集ノート - コロナウイルスに「日本という方法」を!
おしゃべり病理医 編集ノート - 「ない」の襲来
おしゃべり病理医 編集ノート - セントラルでマージナルな場からコロナをみる
おしゃべり病理医 編集ノート - 新型メディアパンデミック
おしゃべり病理医 編集ノート - 「何がわからないのかがわからない」に対する編集の効能
おしゃべり病理医 編集ノート - 不要不急の定義
おしゃべり病理医 編集ノート - アフターコロナは、マクロファージに肖ろう
おしゃべり病理医 編集ノート - コロナ禍の米津玄師考
おしゃべり病理医 編集ノート - エッセンシャル・ワークのブルシット化
小倉加奈子
編集的先達:ブライアン・グリーン。病理医で、妻で、二児の母で、天然”じゅんちゃん”の娘、そしてイシス編集学校「析匠」。仕事も生活もイシスもすべて重ねて超加速する編集アスリート。『おしゃべり病理医』シリーズ本の執筆から経産省STEAMライブラリー教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab」開発し、順天堂大学内に「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」http://meditlab.jpを発足。野望は、編集工学パンデミック。
「御意写さん」。松岡校長からいただい書だ。仕事部屋に飾っている。病理診断の本質が凝縮されたような書で、診断に悩み、ふと顕微鏡から目を離した私に「おいしゃさん、細胞の形の意味をもっと問いなさい」と語りかけてくれている。 […]
苗代主義と医学教育◢◤[遊姿綴箋] リレーコラム:小倉加奈子
医学知識が2倍になるまでにかかる日数を調査した研究がある。1950年頃は、50年かかっていた試算が、私が医学部を卒業した2002年ころには5年、そして2020年の段階ではどうなっていたか。──なんと、73日である。 &n […]
漢方医学という方法◢◤[遊姿綴箋] リレーコラム:小倉加奈子
干支は、基本的に中国やアジアの漢字文化圏において、年・月・日・時や方位、さらにはことがらの順序をあらわし、陰陽五行説などと結合してさまざまな占いや呪術にも応用される。東洋医学の中でも「中医学」は、主にその陰陽五行説を基盤 […]
クリスマスを堪能するドクターたち◢◤[遊姿綴箋] リレーコラム:小倉加奈子
◆メス納め?ガス納め? 365日、年中無休の医療機関。クリスマスも正月もない、というイメージをお持ちの方が少なくないと思うのですが、年末の院内行事はかなり華やかです。コロナ禍ではさすがにそんな余裕はありませ […]
現在、MEdit Labでは、高校生たちに医学をテーマにしたボードゲームづくりを体験してもらっている。私が書いたコラムに「いいね!」してくれた、ただそれだけを伝手に、強引にもお近づきになった山本貴光さんが、ずっとこのワー […]
コメント
1~3件/3件
2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。