毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” を発表です!
今月は3人のゲストメンバーが推しキジを選定してくださいました。遊刊エディストをさらに楽しむ「エディスト・セレクション」2022年6月号、お楽しみください。
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代 + 山内貴暉(48[破] 点閃クォート教室 学衆)、加藤 陽康(48[破] MOT勿体教室 学衆)、網口渓太 師範
表沙汰や退院式のリアル参加が叶わなかった残念を拝見していましたので、14離のみなさんと太田眞千代母匠が、同じ場を共有されている姿をみることができて、とても嬉しかったです。
母匠をお招きする日までの様子を想像しつつ、みなさんのしつらえ、もてなし、ふるまいが、離論と読書系統樹から編集的自己を読み取り、それぞれの本気を引き出す1冊を照合してしまう母匠の編集力に火を点けたようにも、私には思えました。「本の日」の一期一会とはなんと粋なことでしょうか!
゛母匠を囲みたい”という思いから始まったこの場所この時間は、中世の茶寄合や連歌会を連想させます。偶然を必然に、方法の会所と同朋衆まで14離は作っていくのではないか、12離を退院した私もただならぬ刺激を頂きました。
いきいきとしたたくさんのQを皮切りに、母匠は世代も性別もこえて、いつでも私たち編集の子の母であることを、再確認させてくれた石黒さんの記事を推します! ── 網口渓太
マツコ’s plus One!🐶
太田眞千代母匠の面影@エディストを探せ!
2 上杉’s 推しキジ!
─ 応援ファンファーレでPick!
⦿37[花] 花林頭・阿久津がゆく、アートとデザインのAIDA
「背中を見せる」「プロアクティブである」といった言葉を体現している例は? といま問われたら、37[花]から始まった[ISIS花伝所]チームと真っ先にこたえたい。
37[花]では、現役の師範メンバーが道場での指導とともに、稽古模様をエディスト上で毎週記事化している。今回取りあげた記事では、平野しのぶ錬成師範が、阿久津健錬成師範の「花林頭」ロールとしての振る舞いに注意のカーソルをあてた。
阿久津師範は花伝所記事のアイキャッチも手掛けるデザイナーでもあり、ポリロールを体現する一人でもある。
37[花]で稽古をする入伝生は、記事内容そのものだけでなく、このような花伝所の記事制作体制やそのプロセスからも「師範たちの背中」を感じているに違いない。──上杉 公志
マツコ’s plus One!🐕
イシス編集学校 [ISIS花伝所]チームの記事一覧が、こちら!
活発に順調にEdist連載中!
僕は48守はいから官界教室の学衆だった。竹岩直子師範代と中原洋子師範で綾なされたその学舎はハイキングに出かけたような雰囲気だった。癒しと痺れがワクワクを連れて次々にやってくるのだ。脇見やよそ見に横溢する小さな発見が行き交い、自分でも予期しないところに隠れた方法がそっと掬われていく。そんな指南をしていただいたことがとても記憶に残っている。
「言語聴覚士のさんぽ帖」を開く前に(すでに開いたことのある人であっても)是非見ていただきたい文がある。なぜなら、これこそが竹岩直子師範代の根底から出来した囁きであり、本シリーズの背景にあるしたたかな志のように僕は感じるからだ。以下は、はいから官界教室とその勧学会のラウンジの冒頭に掲げられた文章の一部引用である。
<教室>
「生きるという旅は、編集の連続。
往き道に正解はなく、ただ軌跡があるだけ。
目を懲らせば、そこに方法の花が揺れている。
方法を手にすれば、世界はどこまでも伸びてゆく。」
<勧学会>
「寄り道 抜け道 散歩道
旅するうちに うまれたの
膨らみ 逸し 長じては
こぼれて あふれて 沁みついた
そんなものたち いらっしゃい
心を拓いて 瞳に綴じて
わたしとあなたで結びましょう」
vol.01では燕が飛び入ってきて嚥下、vol.02では蝸牛を眼差して咀嚼。コトバの街角探訪はどこに向かっていくのか。方法を手にした才女が世界の片隅から私の深奥へと華麗に駆け抜ける。──山内 貴暉
これまで何人もの素晴らしいエディストライターのデビューを見てきた。堀江くんは企画は難産だったが、スタートしてからは尻上がりに調子を上げた。小倉さんは対話をエンジンに、ペースをモチベーションに、常に研鑽を怠らなかった。梅ちゃんはミッション意識が高く、講座に伴走して速度と諧謔のジャーナリズムの型をつくった。
そして、竹岩直子のデビューなのである。初稿から構成に破綻なく、言葉も磨かれていた。それでいて瑞々しく凛々しく、読むごとに居住まいを正したくなる。将来恐るべし。イシスの須賀敦子になってほしい。──吉村 堅樹
切実というものに振り回されて、わからなさに耐えられなくなる時。せっかく問が与えられたのに感が消え入りそうな時。虚をすっかり喪った日々でも、たくさんのわたしを用意できるのでしょうか。弱い感を働かせながらIF/THEN,AND/OR/NOTを広げたら、遊は還ってきますか。──加藤 陽康
⦿倉田方師の【二千光年の憂鬱】Chapter3 Roll over nihilism
を推します。
倉田さんの言葉って、オーラルでもリテラルでも、とにかく受けとる人間の気持ちをソワソワ、ザワザワさせる力が猛烈なんですよね。接するたびに「これは何なのだろう」とそそられてしまうのですが、ニヒリズムを超えることをテーマにしたこの一本は、倉田方師の「火」がいつも以上にダイレクトに感じられる記事です。ロッカーって、避けたり躱したりせずに、あくまでもコトにぶつかっていく真面目な人たちなのですね。広汎な知に根ざしながらも大上段から行かずに、抜き身の言葉で詰めてくるインファイトがシビれます。 ── 川野 貴志
マツコ’s plus One! いよいよ始まった離指導陣による新連載 🌊🌊🌊
🌊小坂真菜美 曳絃方師
【セイゴオ・カイドクノート】①エルランゲン・プログラム事件 1
【セイゴオ・カイドクノート】①エルランゲン・プログラム事件2
🌊倉田慎一 方師
【二千光年の憂鬱】Chapter1 Remix the world
【二千光年の憂鬱】Chapter2 Fight or Flight
【二千光年の憂鬱】Chapter3 Roll over nihilism
【二千光年の憂鬱】Chapter4 Anarchy in JP
🌊田母神顯二郎 方師
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2022年4月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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安藤昭子コラム「連編記」 vol.9「世」:世間と世界のあいだで
「編集工学研究所 Newsletter」でお届けしている、代表・安藤昭子のコラム「連編記」をご紹介します。一文字の漢字から連想される風景を、編集工学研究所と時々刻々の話題を重ねて編んでいくコラムです。 IN […]