『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
皆さんの推しキジはどれでしたか? それでは今月のイチオシ、いってみよぅー!
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代
⦿【多読募集】ボウイと歌え、サブカルズで遊べ season14・春
多読ジムはシーズンごとにラインナップが変わる。毎回、エディストではそのラインナップを金宗代が紹介してきた。season14・春では、初めて金に変わり、別人が執筆担当した。金が託した”別人”とは、ジャイアンこと角山祥道である。異端者ジャイアンにふさわしく、season14の推しはデヴィッド・ボウイだ。サブカル・パンクだ。ジャイアンのパンクが感染したのか、山内貴暉のデザインも雷鳴の一撃に開眼したが如く閃きが踊っている。
だがしかし、「渦中に身を投じる」をモットーとするジャイアンの”うずうず”はこんなもんじゃない。今後もイシスの、そしてエディストの台風の目となって、香ばしい乱流をやたらめったら巻き起こしてくれるはずだ。── 金 宗代
●”渦”に巻き込まれる方法、其の1:ジャイアンが雄弁に勧める[多読ジム]に入ってみる。ご自分の好きな本を読み進めることができるそうですね、一人では読書が進まない方はぜひボウイでサブカルな多読に巻き込まれてみてはいかが?
●”渦”に巻き込まれる方法、其の2:”チーム渦”に飛び込んでみる。そうすると、きっとご自身の連載企画をジャイアンと一緒にできるのかも。
●”渦”に巻き込まれる方法、其の3:すでに始まっているチーム渦の新企画にコラムを寄稿する。教室さながらの指南が、チーム渦の面々からもらえるはず。(どなたがチーム渦メンバーかは、いずれ徐々に明かされるでしょう)
さあ、あなたならどの渦に巻き込まれますか?イヒヒ。
2 マエストロ上杉’s 推しキジ!
─ 応援ファンファーレでPick!
⦿瀬戸義章『雑草ラジオ』刊行記念インタビュー:柔らかく貫きたい
作家・ライターをはじめ、たくさんのロールをもつ瀬戸義章さんの新刊『雑草ラジオ』の出版を記念したインタビュー記事です。インタビューと写真を担当したのは、11季[離]の傳当院で瀬戸さんとともに世界読書の海を泳いだ後藤由加里さん。
「本をラジオ放送っぽくしたかった」というこの本の構造や内容からは、物語編集術や文体編集術など、編集工学を想起させるような工夫がいくつも感じられます。編集を学んだ方が実社会で活躍されるシーンがますます増えてほしいと思う記事でした。 ──上杉 公志
数年前の取材を記事にすることは存外エネルギーのいることです。こちらの記事は2020年11月に行われた深谷花目付による花伝所長インタビュー。公開の時機を図り、よくぞ記事にまとめてくださいました。
内容は、花伝所の生い立ちや仕組み、師範たちに寄せる期待に至るまで、入伝式や敢談儀ではあまり表沙汰にされてこなかったことを、花伝所長と花目付が膝詰めで語り明かします。
師範代養成講座である[ISIS花伝所]は、ある意味ISISの本丸とも言えるでしょう。花伝所のこれまでと今とこれからについて、読者の皆さんはぜひご一読ください。──後藤 由加里
いよいよイシスも世界支部発足か。スイスの田中志歩師範代、チェコの三浦一郎師範代、フランスの町田有理がプラハに集結したのは、昨年10月のこと。遅筆のアイドルこと八田英子律師が半年近く記事を温め、イシスEU支部結成情報をリークした。果たして、エディットツアーinヨーロッパは実現するのか? ──吉村 堅樹
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年2月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
なぜ「好きなもの3つ」で思考のクセが見抜けるのか?イシス編集学校「編集力チェック」の秘密
「好きなものを3つあげてください」たったそれだけで、自分でも気づかなかった「思考のクセ」が見えてくる――。一人ひとりの発想力や思考力を伸ばすと定評のあるオンラインスクール「イシス編集学校」では、無料で「編集力チェック」を […]
方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校【ISIS co-missionメッセージ 井上麻矢×田中優子】
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 10月は開講ラッシュの月。基本コース[守]、応用コース[破]、師範代養成コース[花伝所]、技法研鑽コース[遊] […]
【プレスリリース】「思考の武器、表現の食器、発想の楽器」を手に入れる。生成AI時代を生き抜く「編集力」を38の思考の型で鍛える基本コース第56期[守]、10月27日に開講。
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも「編集術」を学べる学校として、2000年に開校、25周年を迎えました。 […]
第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月20日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 イシス校舎裏の記者修行【89感門】 文:白川雅敏 本を纏う司会2名の晴れ姿 […]
コメント
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2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
「ピキッ」という微かな音とともに蛹に一筋の亀裂が入り、虫の命の完結編が開幕する。
美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。