イチ推し! 編集部セレクション [2023年4月]

2023/04/26(水)19:30
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毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない今月の推しキジをお届けします。

 

今月から、新しく立ち上がった「チーム渦」を代表して、角山ジャイアン祥道師範がセレクションに参加します。熟練の技に編集術の学びを活かすプロのライターがどの記事をPickするのか?!

 

そして、最近、エディスト・ライターへの「文章講座」を開発・実施し、ますます人気を博する梅澤奈央師範も、今回のPickに登場です。

 

皆さんの推しキジはどれでしたか? それでは今月のイチオシ、いってみよぅー!

 

遊刊エディスト編集部 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、角山祥道 師範、松原朋子 師範代

 

 

    • 1マエストロ上杉’s 推しキジ!uesugi
    •      応援ファンファーレでPick!

 

⦿エディスト“JUST”チームも律走中!【81感門】

3月のイシスのビッグイベントといえば「感門之盟」。その舞台裏で新しくエディストの「JUSTチーム」がうまれ、新しいチームのあり方でイシスのJUSTを伝える試みがスタートしたことをご存知ですか^^

 

イシス歴も様々な6名(この記事の公開時点)がチームにジョインされています。教室での編集稽古で、学衆の多様なあり方が教室をよりイキイキさせるように、JUSTのメンバーのバックボーンやチームへの関与のあり方もその時々で色々で多様でありたいと願っています。

 

気になるJUSTチームのメンバーのお名前と記事一覧へのリンクはこちらです↓

新!Justチーム

 

これからもご注目くださいませ^^  ──上杉 公志

 

マツコ
マツコ
「JUST」とは? 

イシス編集学校の”今”を伝える遊刊エディストのなかで、最も重要視されている記事カテゴリー。実施されるイベントや、今まさに起こった出来事を、その日のうちにレポートしたものが、このカテゴリーに認定される。エディスト創刊以来、JUST記事は吉村、上杉などが中心に執筆してきたが、今回、JUST記事を専門で執筆する「チーム」が誕生。これを「JUSTチーム」と呼ぶ。

 

マツコ’s Plus one🐶!

JUST記事を書くために必要な15の編集技法を、64技法から抽出してみたぜ。

  01収集、02選択、07要約、08凝縮、14配置、

  27引用、34強調、42補加、43削除、47構造、
  50焦点、51報道、53筋道、55場面、60通訳、  

マツコ
マツコ
余談ですが、64技法を学ぶなら、この風呂敷を毎日持ち歩こう!風呂敷をゲットするには、こちらからどうぞ。

64編集技法の風呂敷

    • 2梅澤’s 推しキジ!
    •      ─ 編集的目利き:”書き出し”よしでPick!

 

文章は「書き出し」で決まります。パッと切りだす。スッと差しだす。松岡校長のいう「ポッと出」こそが、記事の命です。先日の感門之盟でデビューを飾ったJUSTチームの記事にも、見事な「ポッと出」がありました。めでたく紅白2種類の記事をご紹介します。

 

まずはこちら。清水幸江さんが感門団の舞台裏を描いた記事です。

⦿感門団も律走中!【第81回感門之盟】

 

この冒頭、読んでみてくださいよ。「黒膜の奥で、赤玉が蠢く」 痺れました。本楼にてカメラやマイクなどテクニカルまわりを担当する「黒膜衆」と、参加者をおもてなしする「感門団」をミメロギアするなんて、清水さんが史上初なのではないでしょうか。ミメロギアは、関係なさそうな二者間のあいだに関係線を見つけるという方法だという本質を思いださせてくれました。

 

赤玉のつぎは、白花とまいりましょう。北條玲子さんが書いたオープニング記事です。

⦿花が咲く 律走エディトリアリティスタート【第81回感門之盟】

 

「本楼に、凛とした花が咲きほこる」 和装の麗しい長島順子師範代と佐々木千佳局長のお写真とともに、なんとも華やかな記事が感門の開幕を告げてくれました。「桜の長島・木蓮の佐々木」と対比させたことで、「花」に焦点を絞ったブレないまっすぐなメッセージとなりました。清水さん、北條さんのミメロギアに敬意を表し、この2記事をセットでオシ記事に選びます。── 梅澤 奈央

マツコ
マツコ
今回、上杉さんの呼びかけによって、JUSTチームが立ち上がりました。ここにいち早く呼応したのが、編集部が誇る速筆の君!”ウメ子の文章講座”を実施してくれたんですよね。JUSTチームは速度が命。そこで「この講座をJUST記事にせよ」とのお題にみなさんが取り組んで、ねこちゃんのJUST記事が続々と掲載されたのでした。見事に感門之盟を機にデビューを果たしたチームの面々へ、内側では華麗なるウメ子の指南が響いていたのでした。あーん、インタースコア♪

マツコ’s Plus one!

🖊お題:ウメ子の文章講座をJUSTせよ!

 

🐱編集記者ウメコが秘伝のNGルールをついに開示!? (執筆:畑本ヒロノブ)

🐱ネタのタネ ウメコが明かす取材の奥義@JUSTライターデビュー直前講座(執筆:清水幸江)

🐱気まぐれ猫を惹きつけろ! 遊刊エディスト ライティングのコツ(執筆:北條玲子)

 

 

  • 3後藤’s 推しキジ! 
          思わずほっこりしました、でPick!

 

⦿49[破]チームあれりすか長野合同汁講

 

長野から汁講ドキュメント記事が届きました。

49[破]で華岡晃生師範が担当していた2教室には長野在住者が多いという。

善光寺周辺に点在する長野のISISスポットを巡る合同汁講レポート。寒空の下でも編集仲間と過ごす時間がとてもあたたかなものであったことを、写真と文章で伝えてくれています。参加した学衆一人ひとりのプロフィールがいきいきと描かれているところも出色。遊刊エディストで有名人となった”エアサックス加藤”の楽しげな表情にも注目です。──後藤 由加里

マツコ
マツコ
編集学校はオンラインですべてのやり取りが行われるので、講座期間中、一度も誰にも会わずに過ごします。しかし、それでは寂しいねということで、「汁講」と呼ばれるオフ会を行う習慣がございます。編集学校のある東京・豪徳寺で行われることもあれば、こうやって、地域地域で趣向を凝らした汁講をすることも。 今回は長野、華岡師範がレポートしてくださらなかったら、この貴重な場面も、広く知らずに終わっていたかと思うと、華岡師範ありがとうー涙、でございます。写真が生き生きと楽しさを語っていて、”後藤フォトグラファー”のセンサーがこの記事をPickしたのも、納得です。編集学校は「集う人々」に魅力があると、よく言われていますが、こういうことなのですね。教室の数だけ、魅力がある。ふむ! 師範や師範代のみなさま、編集部がPickしたくなるような汁講ドキュメントを、ぜひお待ちしております♬ 

 

4 角山’s 推しキジ! 
      ─ チーム渦・角山’s 推しキジ!─ ウズウズを発見、でPick!

 

⦿閉じるときは開くとき―50[守]教室施錠

最近の守のエディストが熱い。これがその代表です。この記事にはいくつかの仕掛けがあって、ひとつめは書き出しです。これ、既存メディアではできません(どこか[守]の教室を思わせる文字の並びです)。もうひとつは、50[守]が終わったその日の夜に出した、という即応性。そしてひとつのコースが終わった、という内側の出来事を事件化することで外に接続していること。「校内壁新聞の世界化」です。ここに大きな渦が生まれています。 ──角山祥道

マツコ
マツコ
ま・さ・に・、編集学校基本コース[守]を連想させる記事でしたね。コース終了が近づくにつれて押し寄せる名残惜しさ、離れたくないような、後ろ髪を引かれる様な気持ちを、マツコも思い出しました。編集学校が未体験の方にとっては、どれだけこのニュアンスが伝わるかは未知数ですが、”謎の扉”をあけてみたい方を、今期もお待ちしたいですね♪ 50守、ただいま募集中!  

角山師範と言えば、渦チームでも、[守]の指導人としても、エディストをにぎわせてくださっていますよ〜!ジャイアン、おそるべし♪

 

マツコ’s Plus one!🐶🐶🐶

渦1:チーム渦presents, コースを終えた学衆さんが、その後の日々を綴ります

🐶ルル3条で挑んだ病院編集――石川英昭の ISIS wave

🐶本を売るということ――佐藤伸起の ISIS wave

🐶身体×言葉×音楽のインタースコア――松岡竜大のISIS wave

 

渦2:51[守]指導陣によるリレー・コラムがスタート!

🐶美生柑というダントツー51[守]師範エッセイ(1)

🐶24時間生活者に潜む、たくさんのわたし-51[守]師範エッセイ(2)

🐶寄り道する藤井聡太―51[守]師範エッセイ (3)

🐶ボルダリングはギシシとオノマトペ―51[守]師範エッセイ(4)

 

5 吉村林頭’s 推しキジ! yoshimura
      ─ ISISの今でPick!

 

⦿【ISIS BOOK REVIEW】芥川賞『荒地の家族』書評~ 介護者の場合

芥川賞、直木賞をブックレビューする第二弾。久しぶりに物語王子の異名を持つ宮前鉄也が魅せた。母の介護と作品の朗読を重ね、書評に仕上げた編集は、[破]アリストテレス賞の知文術でもぜひ手本にしてもらいたい。15年前のアリストテレス大賞受賞者の腕前がいささかも衰えていないことを見せてくれた。 ──吉村 堅樹

マツコ
マツコ
吉村林頭、この記事をPickしてくださり、誠にありがとうでございます。マツコは、ウルウル感動すら覚えました。宮前さんは、ふと訪れた予定外の依頼を、介護の日常の中で”Chance”とした。ただレビューを書くために漫然と読むのではなく、母との関係のなかに”音読”を有効に取りいれて、環境に”Change”を生み出している。マツコは、この編集力にまず度肝を抜かれました。写真もいぃ〜!まだ読んでいないかたはこの機会にぜひ!

 

 

みなさんのオシは、見つかりましたか?

以上、2023年3月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。


  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。