マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
年が明けると気持ちがあらたまる。なにか新しいことをはじめたくなる。2024年をうんとおもしろい1年にしたくてうずうずしているみなさんに朗報です!2月3日(土)、”スペシャル”なエディットツアーを開催します。
スペシャルその1:セイゴオ流読書術をたっぷり3時間!
イシス編集学校校長であり、古今東西のブックナビゲーションサイト千夜千冊を四半世紀にわたり綴り続けてきた松岡正剛。その読書術を3時間たっぷりと体験いただけます。通常のエディットツアーでは読書術の体験はありません。ツアー時間も2時間。それを今回は3時間に拡大して、たっぷりとセイゴオ流読書術の極意を味わっていただくスペシャル企画です。
スペシャルその2:「本楼」開催!
遊刊エディスト読者のみなさんのなかには、読書術を体験するなら「多読ジムの共読onlineワークショップ」があるじゃないかと思われた方もいらっしゃるかもしれません。鋭いです。が、こちらのエディットツアーは世田谷豪徳寺の「本楼」開催というのがスペシャル。書店でもない図書館でもない、2万冊が呼吸する圧巻の本の森がみなさんをお出迎えします。どうぞゆっくりとご堪能ください。
スペシャルその3:ナビゲーターは小川玲子さん!
ツアーのナビゲーターを務めるのは、小川玲子さんです。イシス編集学校でもっとも過激で衝撃のコースとして知られる松岡正剛直伝・世界読書奥義伝[離]では典離(MVP)を受賞。師範代(編集コーチ)としても切れと深みと色気のある名指南で活躍したのち、師範代を養成する[花伝所]の師範や[離]の火元組など指導陣としてのロールも歴任してきました。
また、小川さんはイシスと社会をつなぐプロジェクトの経験も豊富です。2009年、丸善丸の内本店内にオープンした松岡正剛プロデュースの実験的店舗「松丸本舗」ではブック・コンシェルジュを務め、お客様をつぎつぎと本の虜に。2020年オープンの角川武蔵野ミュージアムではエディットタウンの選書チームに抜擢され、とくにサイエンス系書籍に対する知識と愛は松岡正剛のお墨付きを得ているほどです。ほかにも、SHISEIDO様など企業向け研修の講師、プロライター育成講座、大学での読書ナビゲーターなどを担い、幅広い世代の多様なバックグラウンドを持つ方々に読書の方法を広めてきました。
イシス人も憧れる小川玲子さん。今回はナビゲーターもスペシャルです。
というスペシャル三昧なエディットツアーですが、前提知識は一切いりません。本や読書が好きな方はもちろん、苦手意識のある方も大歓迎。松岡校長はこう言っています。
「読書はたいへんな行為だ」とか「崇高な営みだ」などと思い過ぎないことです。それよりも、まずは日々の生活でやっていることのように、カジュアルなものだと捉えた方がいい。たとえていえば、読書は何かを着ることに似ています。読書はファッションだと言ってもいいくらいだけれど、もっと分かりやすく言えば、日々の着るものに近い。
松岡正剛『多読術』ちくまプリマー新書
本とのつきあいをもっとカジュアルに、もっとおもしろく。ジーンズを穿いたりジャケットやシャツを着たり、セーターやパーカーに取りかえたり、靴や帽子やアクセサリーと合わせたりするように、本もいろいろと着たり脱いだり組み合わせたりを愉しめばいいというわけです。
ここで体験いただく読書術が「鍵」となって、思いもよらない世界の扉をひらく2024年へ。ぜひとびきりの鍵を手にしにいらしてください。
アイキャッチ画像:山内貴暉
エディットツアー 特別編「今こそ、読書で遊ぶ」~本楼という特等席でとびきりの読書術を~
■日時:2024年2月3日(土)14:00-17:00
■参加費:2,000円(税抜)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■定員:限定15名様(先着順)
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:編集工学研究所・読書ワークショップ講師 小川玲子
■内容:「本楼」の見学をしながら、「目次読書法」など松岡正剛流・読書術の極意をワークショップ形式で体感していただきます
■お申し込みはこちらから▼
https://shop.eel.co.jp/products/detail/651
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
本楼に中3男子が現れた。テーブルにつくとかぶっていた黒いキャップを脇へ置き、きりっとした表情を見せる。隣に母親が座った。母は数年前にイシス編集学校の存在を知り、興味を持ちながらもイベント参加にはなかなか勇気が出なかった。 […]
先月、目の前に1冊の本が落ちてきた。部屋に積まれた本の小山から飛び出したのは、松岡正剛校長の著書『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)だ。それからというもの、SNSでイシス編集学校の宣伝を見かけることが急に増え、勢 […]
11/23(日)14~15時:ファン待望の「ほんのれんラジオ」公開生トークイベント開催!【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
母が亡くなった。子どもの頃から折り合いが悪かった母だ。あるとき知人に「お母さんって世界で一番大好きな人だよね」と言われ言葉を失ったことがある。そんなふうに思ったことは一度もない。顔を合わせばぶつかり、必要以上に口もきかず […]
申込受付中!10/26開講「山片蟠桃『夢の代』を読む」◎イシス唯一のリアル読書講座「輪読座」
イシス唯一のリアル読書講座「輪読座」。「みんなで読めば怖くない」の精神でこれまで数々の難読古典に挑戦してきました。10月26日からの新コースは、江戸後期の町人にして驚くべき大著を残した異才・山片蟠桃(やまがた・ばんとう) […]
コメント
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2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。