【オツ千 面影日本vol.15】妣が国へのアクセスワード

2025/01/19(日)07:00 img
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「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」。千夜坊主こと林頭の吉村堅樹と千冊小僧こと方源(デザイナー)の穂積晴明。「松岡正剛の千夜千冊」ファンを自認する二人が、千夜のおっかけよろしく脱線、雑談、混乱の伴走するショート・ラジオ。新たな企画として千夜千冊エディション『面影日本』を一夜ずつおっかけ。第15回目は近藤信義『枕詞論』です。

 

 

神やトポスを永遠に再生する装置。古代共同体の始原の様式。妣が国=常世のライフ・インデックス。万葉集の時代から受け継がれてきた枕詞は、「日本という方法」の秘密が込められた濃縮ホットワードであった。何かと何かをつなげ、類が類をよぶルイルイ縫い込み言語。つぎつぎとイメージを分出、発生させる枕詞を私たちはいかに取り戻せるのか。新年収録第一弾のオツセン、2025年の枕になる一夜をどうぞ。

 

 

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当該千夜千冊 (1599夜 近藤信義『枕詞論』)

 

 

 

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  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

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    松岡正剛が旅立って一年。  今こそ、松岡正剛を反復し、再生する。  それは松岡正剛を再編集することにほかならない。これまでの著作に、新たな補助線を引き、独自の仮説を立てる。  名づけて『知の編集工学義疏』。義とは意見を […]

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    千夜千冊エディション『少年の憂鬱』に松岡正剛の編集の本来を読み解くべし。花伝所の放伝生が取り組んだ図解を使って、20分の予定時間を大幅にオーバーして、永遠の少年二人がインタラクティブに、そして「生」でオツ千します。 発熱をおしてやってきた小僧・穂積は大丈夫か? 坊主・吉村の脱線少年エピソードは放送可能か? エディション『少年の憂鬱』をお手元に置いてご鑑賞ください。

  • 【知の編集工学義疏】第1章 <編集の入口>をダイジェストする

    松岡正剛を反復し、再生する。聖徳太子の「三経義疏」に肖り、第一弾は編集工学のベーステキストでもある『知の編集工学』を義疏する。連載の一回目は、第一部である「編集の入口」をテーマに「第一章 ゲームの愉しみ」を読み解き、「編集」のいろはを伝える。2022年講義のダイジェスト映像とともにご覧ください。

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