ハンノキの葉のうえで、総身を白い菌に侵されて命を終えていたキハダケンモンの幼虫。見なかったことにしてしまいたくなるこんな存在も、アングルを変えてレンズを向けてみると、メルヘン世界の住人に様変わりする。
オテンバが点呼を待たずに飛び出した。
2025年5月12日12時。55[守]の18教室に田中優子学長からのメッセージが届いた。石田利枝子師範代がすかさず先陣を切り、斜線オテンバ教室に登場する。学林局の開講案内に先んじ、ナナメにカットイン。そのオテンバぶりに早くも教室の「らしさ」が漲る。
石田の突出も当然だ。55[守]師範代はゴールデンウィーク前から用意を尽くしてきている。じっくりと田起こしをし、水を張って念入りに代掻きをするように教室のしつらえを整えてきた。学衆を教室でもてなす準備は万端だ。
守学衆も負けてはいない。12時20分に山派レオモード教室のH、3分後にはゴリ夢中教室のWと続々と勧学会に声が届く。55[守]初回答が届いたのもゴリ夢中教室だ。出題から32分という学衆Nの驚速ぶりに、本日休みをとって万全を期した菅井明子師範代さえ舌をまく。
百禁タイムズ教室では学衆同士の共読が早くも芽生え、彩回答まで届いた。回答の目安の数を見逃したという呟きを拾い、自分もと学衆Sが届けた追加回答に画面の向こうの山下雅弘師範代もニンマリしているはずだ。
開講から12時間に繰り広げられた師範代と学衆の応答は400を超えた。夢中は日付が変わっても止まらない。畝に稲が並ぶようにエディットカフェ上では師範代と学衆の交わし合いが連なる。55[守]の春はこれからだ。実りの秋に向け、師範代たちの眠らない夜が始まる。
アイキャッチ・文/佐藤健太郎(55[守]師範)
佐藤健太郎
編集的先達:エリック・ホッファー。キャリアコンサルタントかつ観光系専門学校の講師。文系だがザンビアで理科を教えた経歴の持ち主で、毎日カレーを食べたいという偏食家。堀田幸義師範とは名コンビと言われ、趣味のマラソンをテーマに編集ワークを開催した。通称は「サトケン」。
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コメント
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2026-02-10
ハンノキの葉のうえで、総身を白い菌に侵されて命を終えていたキハダケンモンの幼虫。見なかったことにしてしまいたくなるこんな存在も、アングルを変えてレンズを向けてみると、メルヘン世界の住人に様変わりする。
2026-02-05
誰にでも必ず訪れる最期の日。
それが、どのような形で訪れるかはわからないが、一番ありえそうなパターンの一つが終末介護病棟での最期じゃないだろうか。沖田×華先生と言えば、自虐ネタのエッセイマンガでよく知られるが、物語作家としても超一流だった。深く死に向き合いたい方は、是非ご一読を。
(沖田×華『お別れホスピタル』)
2026-02-03
鋸鍬形、犀兜、鰹象虫、乳母玉虫、碁石蜆、姫蛇の目、漣雀、星枯葉、舞妓虎蛾、雛鯱、韋駄天茶立、鶏冠軍配、鶉亀虫。見立ては、得体の知れないものたちを、手近に引き寄せたり、風雅に遊ばせることの糸口にもなる。