かつて「大人マンガ」というジャンルがあった(詳しくは「マンガのスコア 園山俊二」参照)。この周辺には、ファインアートと踵を接する作家たちが数多く存在する。タイガー立石もその一人。1982年、工作舎から刊行された『虎の巻』は、まさしくオトナのためのマンガの最極北。いいお酒といっしょにちびちび味わいたい。
壇上に登ればスポットが当たる。マイクを握れば注目が集まる。表舞台は、感門之盟の華だ。だが表があれば裏がある。光があれば影もある。壇上の輝きの裏側には、人知れない「汗」があった。
第88回感門之盟(9月6日)は、各講座の指導陣や師範たちが「汗をかく側」に回ったのも特徴だ。当日配られた感門冊子「エディターシップ第16帆」を編集したのも[守][破][花]の師範ならば、感門団を組織して裏方ロールを回したのも師範。アフ感も師範の仕切りだ。多くの師範が陰に日向に感門之盟成功のために奮闘した。
そんな「汗をかくロール」を写した写真から、とっておきの2枚を紹介したい。
1枚目(アイキャッチ)は、本楼の玄関の小空間・井寸房での村井宏志師範(43[花])。感門団の団長だ。今回の裏方ロールの手配、采配を担った。その感門団長は、インターブッキングの準備のため、会の最中、ひとり黙々と本にカバーを掛けていた。あの本交換会は、こうした汗で支えられていたのだ。
2枚目(下写真)は、インカムをつけた森本康裕師範(43[花])。音声や映像関係を一手に担う黒膜衆として進行を見守る。実は黒膜衆の人数が足りなくなることを見越して、黒のパンツに黒の靴でコーディネート、黒膜衆のユニフォームであるTシャツも鞄にしのばせていた。言祝がれる側なのに、もしもの事態に備えていたのだ。カンは当たり、森本は黒膜衆のTシャツに着がえ、動き回った。
編集もじっとしていない。動かない編集は編集ではないし、じっとしているエディターにはエディターシップはない。編集は変化なのである。編集はつねに変化しつづける「そこ」にさしかかって仕事をする。
(松岡正剛「インタースコアする編集力」、『インタースコア』春秋社)
師範はいつだってじっとしていない。
角山祥道
編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama
「遊撃」には、あらかじめかちっとした目標を定めず、状況に応じて動いていく、という意味がある。機を逃さず、果敢にうって出る。これぞ「遊撃」だ。 「遊撃ブックウェア」を掲げた感門之盟を経て、44期[花伝所]に飛びこんできた入 […]
褒められるわけでもない。報酬が出るわけでもない。目立つわけでもない。打ち合わせは連日で、当日は朝から現地入り。 だからなのか、だからこそなのか、「感門団」は感門之盟の華であります。江戸に火消しがつきもののように、感門之盟 […]
いったい誰が気づいたか。この男が、感門之盟の途中でお色直しをしていたことを。 司会の2人が、感門テーマの「遊撃ブックウェア」にちなんで、本を纏ったことは当日、明かされたが、青井隼人師範には「つづき」があった。イシスの […]
アフ感会場で、板垣美玲がショックを口にした。 「今井師範代が来ていたなんて、気づきませんでした」 今井師範代とは、JUST記者の今井サチのことである。果敢に林頭を取り上げたあの今井だ。師範代と学衆の関係だった今井と板 […]
世の中はスコアに溢れている。 小学校に入れば「通知表」という名のスコアを渡される。スポーツも遊びもスコアがつきものだ。勤務評定もスコアなら、楽譜もスコア。健康診断記録や会議の発言録もスコアといえる。私たちのスマホやP […]
コメント
1~3件/3件
2026-03-05
かつて「大人マンガ」というジャンルがあった(詳しくは「マンガのスコア 園山俊二」参照)。この周辺には、ファインアートと踵を接する作家たちが数多く存在する。タイガー立石もその一人。1982年、工作舎から刊行された『虎の巻』は、まさしくオトナのためのマンガの最極北。いいお酒といっしょにちびちび味わいたい。
2026-03-03
桃の節句に、桜の葉が好きなモモスズメ。飼育していると、毎日、たくさんの糞をするが、それを捨てるのはもったいない。こまめに集めて珈琲フィルターでドリップすれば、桜餅のかほりを放つ芳しき糞茶のできあがり。
2026-02-24
昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。