昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。
今回は2025年12月に公開された記事の中からおすすめするあの記事この記事です。ただいま開講中の[守][破][物語講座]そして[多読アレゴリア]から、選りすぐりの記事が集まりました。
闇の中に光が舞う。寒さの中に温かみを感じさせるアイキャッチが目を引く。謎めいたタイトルにも誘われる。推敲もなく、たった一度の回答で番選ボードレールに入賞した学衆の記事だ。受賞は喜ばしいことだが、師範代としては多少複雑な心境に。しかし、汁講で持ち出された学衆のノートから阿久津健師範が推論する。「宛先を決めず、乱反射して届く回答と指南もあり得るのだ」という教室模様の読みが、師範代の憂いを昇華する。担当師範ならではの細やかな視点で、たっぷりの愛あふれる記事になった。この記事が糧となり、第2回番ボーはさらに盛り上がることだろう。─ 福澤美穂子
ちょうど去年の今頃、[54]守の師範代として登板していました。クリスマスあたりから正月明けの今頃まで、第二回目の番選ボードレール「ミメロギア」の指南、指南、指南。
あの日々が幻だったのではと思えるほど、今年は静かな2026年を迎えましたが、この記事を読むと、大切なものを掴みかけたあの時の感覚、ワクワクする気持ちが鮮やかに蘇ってきました。
お題や型を自分に染み込ませるため、共読や指南を書き留め、自分なりに言語化して整理する。そんな時間が私にはとても大事で豊かな時間だったことを思い出します。
2026年の仕事始め。ここから忙しなく加速度的に年度末を迎えますが、改めて初心にかえり、一呼吸入れてみたいものです。─ 長谷川 絵里香

ー 物書きのプロによるファースト記事でPick!

元新聞記者・山下雅弘師範によるファーストエディスト記事。はじめて書く場は怖いと言いながらも、[破]合同汁講をとりあげて師範代や学衆へエールを送ってくれた。この日、師範代へのお題は「自分と校長を結ぶ一冊」を語るというものだ。厳しくも大らかで、大胆で繊細で、驚くほど親しくしてくれた松岡校長の面影が次々に現れた。師範代全員による校長本読書奥義伝を浴びて、学衆は「自分と校長を結ぶ一日」になっただろう。校長のプロフィールが鮮やかにうかぶエピソードは、沁みる。未だ伏せられている面影をこれからも物語ってほしい。── 八田 英子

ー ISISのナウでPick!
「物語する」は「編集する」と同義〜[遊]物語講座18綴【蒐譚場】
Neo OPERA PROJECT 〜ズレの工学と物語マザー【物語講座18綴蒐譚場】
物語はイシスの文化も更新する〜[遊]物語講座18綴【蒐譚場】
「物語」とは何か? 私たちはなぜ「物語」を求めるのか? 「物語」編集にはどのような可能性があるのか? 校長・松岡正剛が1990年代に立ち上げたOPERA PROJECTを継承するNEO OPERA PROJECTの端緒が、物語講座18綴【蒐譚場】で明かされた。3つの記事を合わせ読むことで、物語と物語講座の魅力を感じることができる。 ──吉村 堅樹
ー 多読でPick!
べらぼう絢華帳 ~江戸を編む蔦重の夢~ その四十八(最終話)
全48回連載! 見事にやりきりました! 走りきりました! 多読アレゴリアの「大河ばっか!」の宮前さん、相部さんは大河ドラマへの愛がともかくまっすぐで清々しい。それでいて、造詣が深すぎるのなんの。別典祭でひっそりと開催された宮前さんの「大河辻語り」も圧巻でした。今後の「大河ばっか!」も期待大です。ウワサによると、来季はウォッチパーティ直後、興奮冷めやまぬままにzoomオフ会をやったり、メンバーの「好き」に合わせてお題をカスタマイズしたり、新たな試みもたくさんあるらしい。宮前さんはいつか生成AIを使って、自分で大河ドラマを作りたいとも話していました!応援しています!──金 宗代
【BSE通信vol.5】BSEの新たな挑戦:「おまもり本」読書法@別典祭
本と人とのあいだを繋いだ別典祭「本市」!本市企画を実現させたのは550冊に及ぶ出遊本(寄贈本)があってからこそでした。そして企画を率いたのは「終活読書★四門堂」「多読ジムClassic」「大河ばっか!」の3クラブとBSEのみなさん。
いつもは手にしない意外な本と出会ったという声もちらほら聞こえてきました。本が旅立ち、新たな読者の手に渡るイシスの本文化。2026年はどんな本企画が立ち上がるでしょうか?!── 後藤 由加里
マツコ’s plus one!🐶
【BSE通信】 一気読み!
以上、2025年12月の記事から、エディスト編集部の”イチオシ” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 弥生の月がやってきます。今年の3月3日は、皆既月食が見られるといわれています。20時頃からは、赤胴色になった月 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第九夕 『日本文化の核心』(2026年2月24日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
編集を通して未知の自分になっていく【ISIS co-missionメッセージ 鈴木健】(全文書き起こし)
イシス編集学校アドバイザリーボード ISIS co-missionメンバーより、これから「編集」を学びたいと思っている方へ、ショートメッセージが届きました。なぜ今、編集なのか、イシス編集学校とはなんなのか。イシスチャンネ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 卒業シーズンに向かう一歩手前の2月です。イシス編集学校では、昨年10月から開講した講座がぞくぞくと修了を迎えま […]
コメント
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2026-02-24
昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
2026-02-19
棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。
2026-02-17
小川の水底での波乱万丈を生き抜き、無事に変態を遂げた後は人家の周りにもヒラヒラと飛んできてくれるハグロトンボ。「神様とんぼ」の異名にふさわしく、まるで合掌するかのように黒い翅をふんわり広げては閉じる。