自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
「感門之盟の季節がやってきました」。2019年8月5日、学林局の八田英子律師から感門団ラウンジにメールが届いた。感門之盟をサポートする感門団の招集は年に2回。半年ぶりの招集になる。
9月7日の第70回感門之盟は、43[守]卒門式、42[破]突破式、31[花]放伝式を合同開催する大感門だ。感門団の活動は、本番の約1か月前にキックオフ。エディットカフェ上にラウンジが立ち上り、展示や本袋の企画、感門団のユニフォームである「纏」、休憩時の夕餉やおやつ案などを検討する。
参加者を迎える名札の作成、ペットボトルの特製ラベルの貼り込みといった準備作業は、本番直前まで続く。今回の開催場所は、五反田にあるDNP大ホール。前日は会場設営から資料配付の準備、当日は進行補助、場内誘導、クローク、軽食・茶菓やドリンクのサーブ、会場の撤収まで多岐に渡る活動が予定されている。
今季は「[離]受講中」「師範代当期」などの理由で感門団員の欠員が多い。そのため、開催直前まで団員募集を受け付けている。参加希望者は「感門団参加希望」というタイトルで八田律師宛にメールを送ってほしい。参加資格は突破以上。
連絡先はこちら。八田英子律師:info@eel.co.jp
田中むつみ
編集的先達:赤瀬川原平。アニメの声優、CMフォトの副編集長、女子大生にメディア情報学を教授していた経歴の持主。頷きの速さが通常の4倍速。野望は中高年のセカンドライフを再編集すること。
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コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
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(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。