硬貨を入れてハンドルをゴリッゴリッと回す。回すたびにガラガラとプラスチックがぶつかる音がする。そしてカラカラとカプセルが飛び出す。中身はなんだろうとワクワクしてカプセルに手を伸ばすーー。
師範代からの「お題」を開くときの気持ちは、ガチャガチャのカプセルを開ける瞬間のワクワクに似ているのかもしれない。
ガチャガチャに擬いた今回の感門之盟のためのデザイン。手がけたのは、松岡校長も太鼓判を押す編集工学研究所の穂積晴明デザイナー
2022年9月10日(土)13:00。イシス編集学校の感門之盟がはじまった。
そのオープニングを彩るのは佐々木千佳局長。「イシスは2000年の開校からお題の学校でした」と、イシスにとって編集稽古のエンジンである「お題」にあやかった今回の感門テーマ「イシス題バシティ」へ寄せる思いを語った。
初日の司会をつとめるのは、尾島可奈子と鈴木亮太の[守]師範ペア。尾島師範は[花]の錬成師範から満を持して[守]師範へ、鈴木師範は2013年の30[守]以来の10年ぶりの師範と、フレッシュな二人が48[破]突破式、37花放伝式、50守冠界式を寿ぐ。
尾島可奈子師範。「鈴木康代[守]学匠が『社会のあらゆることがイシスの中にある』とおっしゃっていた通りだった。イシスは編集稽古をつうじた『社会編集』をしていると気づいた」と初の[守]師範を振り返った。
鈴木亮太師範。大企業の社長から一転し、大学生が描く未来の社会づくりの支援するビジネスをしている。「いつも職場で師範代がいたらいいなと考えていた」と、社会にとって師範代のような人材が必要と語った。
司会の二人は「題バシティ」という感門テーマを「お題」ととらえ、自らの装いでその「回答」をしている。尾島師範は「ダイバーシティ」の連想から、ネクタイを締めて「男装」ファッションで登場した。ネクタイには、今日放伝式が行われることもあり「花」があしらわれている。
鈴木師範は、「スーツだといつもの格好になってしまう。松岡校長は黒のイメージがあったので、明るい色を意識した」と、明るいシャツに鮮やかなブルーのジャケット、白のパンツで決めた。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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