感門之盟は、ゴールを祝うものではない。
たとえ途中離脱を余儀なくされた者にも参加資格はある。得番録の足跡が途切れていようとも、一座として踏みしめた時間は一生消えることはないからだ。半端でも中途でも構わない。すべての人間は編集の途上にあるのだから。
20周年感門2日目、近畿大学では期せずして師範代・学衆の交流が実現した。前期43[破]比叡おろし教室の学衆・近大生樋口晃大。突破近大生が続出するなか、樋口は文体編集術半ばで足踏み。未突破におわったことを「爆破」と揶揄されていた。
樋口は、ビブリオシアター内DONDENコーナーで登壇予定があった。いつものように登校し、なにかから身を守るよう反射的に頭を下げた。正面には担当師範代・福田容子。「会えてうれしいわあ、樋口くん」京おんなもどきはにっこり微笑む。
その数分後、樋口の姿はDONDEN「レジェンド50」の棚で目撃された。雑巾をもって黒板消しに没頭。水で消えるというゲルチョークが固着してびくともしない。まっさらな黒板に、マンガが描かれることが予定されている。関係者に聞けば、もはや爪で削るしか方法はないという。本番3時間まえのことだった。
▼樋口はイシス編集学校×近畿大学のコラボ団体「0-10 EDIT STUDIO(通称ゼロテン)」副代表。https://act.kindai.ac.jp/act_activity/projects/2730.html
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
【多読アレゴリア:MEdit Lab for ISIS】編集術を使って、医学ゲームをつくる!?
伝説のワークショップが、多読アレゴリアでも。 2025年 春、多読アレゴリアに新クラブが誕生します。 編集の型を使って、医学ゲームをプランニングする 「MEdit Lab for ISIS」です。 ■MEd […]
【ISIS co-mission INTERVIEW03】宇川直宏さん― 生成AI時代の編集工学2.0とは
イシス編集学校には、松岡正剛の編集的世界観に〈共命(コミッション)〉するアドバイザリーボード[ISIS co-mission]があります。そのISIS co-missionのひとりが、現”在”美術家でDOMMUNE主宰の […]
【師範鼎談・後編】みんな師範になればいい!――師範だからこそ感じられる生態系
【師範鼎談・前編】の続きです。退院した師範たちは、なぜ文章が書けないと嘆くのでしょうか。そして、なぜ、それでも書きたいと願うのでしょうか。 【師範鼎談・前編】世界はそういうふうに出来ている――[離]を終えて […]
【師範鼎談・前編】世界はそういうふうに出来ている――[離]を終えて手にした世界観とは
イシス編集学校には「師範」がいます。学衆の回答に、直接指南するのは「師範代」。ではいったい「師範」とは何者なのでしょうか。辞書を引けば「手本となる人」とありますが、私たちは師範の何を手本とすべきなのでしょう。   […]
【ISIS co-mission INTERVIEW02】武邑光裕さん―ポストYouTube時代、深いものを発信せよ
イシス編集学校には、松岡正剛の編集的世界観に〈共命(コミッション)〉するアドバイザリーボード[ISIS co-mission]があります。そのISIS co-missionのひとりが、メディア美学者の武邑光裕氏です。ニュ […]