自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」、ちぢめて「オツ千」がなんとライブになった!動画になった! ISIS花伝所の修了イベントに招かれた千夜坊主の林頭・吉村と千冊小僧・デザイナーの穂積。坊主は11期やまぶき道場の出身、一方の小僧は花伝所に入ったことがないという十字架を背負っている。そんな二人に田中晶子花伝所長から指令が届いた。
千夜千冊エディション『デザイン知』と、花伝所の放伝生が取り組んだ図解を使って、20分でインタラクティブに、そして「生」でオツ千すべし! ドキドキの初ライブ、小僧と坊主はオツ千できたのか? うれしはずかし二人のすがたかたちとともにご鑑賞ください。
今回の「オツ千番外編」では、『デザイン知』の数ある千夜のなかから、デザイナー小僧がここぞとばかりにお気に入り千夜をピックアップ。さらにそれを読み解く千夜を二点分岐で解読。場回しに徹する坊主を尻目に、小僧がイシスデザイン論と未知の師範代像を語ります。千夜エディション『デザイン知』をお手元に置きながら、オツ千ショートバージョンのライブ、お楽しみあれ。最後に松岡正剛校長も登場します!
▼お便り募集▼
ゆるゆる千夜千冊伴走の「オツ千」の「オツ千目安箱」へお便りありがとうございます。「オツ千」への感想・質問、千夜千冊の気になるところ、まじめなお悩みも不真面目なお悩みも何でもお待ちしております! 坊主と小僧が心を込めてお答えします。
「お気に入りの千夜」を一夜も大募集! 投稿いただいた方からゲストでオツ千にご招待も。お待ちしていますー!
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吉村堅樹
僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。
【オツ千ライブ!】10/24 22時よりルネ・ジラール&ケアンズ・スミス&ニック・ランドを三夜おっかけ!
千夜千冊をおっかけつづけて4年初めての二夜をおっかけLIVE開催から一ヶ月、次は3夜を一気におっかけます! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千!。492夜 ルネ・ […]
【オツ千ライブ!】本日10/3 22時より『まつりちゃん』をおっかけ!
千夜千冊絶筆篇 1855夜 岩瀬成子『まつりちゃん』をオツ千ライブでおっかけ! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千!。1855夜 岩瀬成子『まつりちゃん』、オツ千 […]
【オツ千ライブ!】9/25 20時より初のWヘッダー蕪村&ボームをおっかけ!
千夜千冊をおっかけつづけて4年150夜を超えて、初めての二夜をおっかけLIVE開催! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千!。850夜 与謝蕪村『蕪村全句集』&10 […]
【続報】9/27(土)伝習座 無料生配信! 今福龍太登壇&松岡正剛校話「花綵イシス」
伝へて習はざるか。 千夜千冊996夜 王陽明『伝習録』では、『論語』学而の「伝不習乎」を引いて、「伝習」の意味を説いている。雛鳥が飛び方を学ぶように、人が真似て、何事かに集中していくことが「習」の字には込められている […]
【オツ千ライブ!】9/9 20時より 1854夜 佐藤優『国家論』配信
千夜千冊絶筆篇 1854夜 佐藤優『国家論』をオツ千ライブでおっかけ! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千!。1854夜 佐藤優『国家論』、オツ千LIVEを9/9 […]
コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。