【オツ千ライブ!】本日10/3 22時より『まつりちゃん』をおっかけ!

2025/10/03(金)14:43 img img
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 千夜千冊絶筆篇 1855夜 岩瀬成子『まつりちゃん』をオツ千ライブでおっかけ!
 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千!。1855夜 岩瀬成子『まつりちゃん』、オツ千LIVEを10/3 22時より開催いたします。

 

絶筆篇に幼な心が初登場。岩瀬成子さんの『まつりちゃん』は、1748夜『子どもの本のもつ力』ですでに紹介されています。千夜でも紹介されている『朝はだんだん見えてくる』でデビュー後、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』『ステゴザウルス』『迷い鳥とぶ』から、最近の『真昼のユウレイたち』まで数々の児童文学賞を受賞している岩瀬さん。大人の世界とのあいだで揺れ動く子どもの感情や姿が描かれています。

 

小学生らしき女の子、瀬川まつりちゃんは主人公ではない。コンビニの前、公園、商店街、真っ暗な家に一人ぽつんといるまつりちゃんに誘われるように大人も子どもも話しかけ、いつしか気持ちが少しずつほどけてくる。まつりちゃんに寄り添いながら、坊主と小僧も今夜は少し幼な心を思い起こす一夜になりそうです。幼な心ずばりを取り上げた千夜千冊エディション『少年の憂鬱』のオツ千ライブも合わせてご覧ください。

 

 

 撮り直しなしの一発 オツ千LIVE! 坊主の失言がまたまた飛び出すのか、二人の記憶が真っ白になって事故となるか、松岡正剛を継承する一里塚となるか。それはご覧になってのお楽しみである。二つの千夜千冊と『擬』を一読いただいて、ぜひご視聴ください。

 

  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。