松岡正剛『編集手本』特別展覧会開催 9/24〜29

2019/09/23(月)11:45 img
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 松岡正剛校長の著書『編集手本』(EDITHON)が第53回造本装幀コンクールで日本印刷産業連合会会長賞を受賞したことを記念し、銀座「森岡書店」にて『編集手本』特別展覧会を開催する。期間は2019年9月24日(火)から29日(日)までの6日間。

 

 第53回造本装幀コンクールは「造本装幀にたずさわる人々の成果を総合的に評価する出版業界で唯一の賞」といわれ、本書の企画・編集には編集工学研究所でかつて校長に師事した櫛田理氏が担当。受賞にあたり、一枚の大きな紙に切れ目を入れ、継ぎ目なく折り畳む特別な装幀が高く評価された。赤入れや加筆修正を含めた直筆原稿やドローイング、セイゴオマーキングなど、「本はノートである」という校長の読書論をまるごと体現した、手さばき・手づかい・手ざわりにあふれた一冊である。

 

糊や針金を用いず、1枚の紙のみでつくられた特別な装幀

 

 会場の森岡書店は、「一冊の本を売る」というユニークなコンセプトの書店だ。なお、特別展では校長による書の展示の他、『編集手本[特装版]』や「連扇(2本セット)」の限定販売も行う。

 

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展示名:松岡正剛の編集手本

主 催:EDITHON(エジソン)

協 力:松岡正剛事務所

場 所:森岡書店 銀座店(東京都中央区銀座1-28-15)

期 間:2019年9月24日(火)〜29日(日)13:00-20:00

問合せ:info@edithon.jp

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  • 上杉公志

    編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-10-02

何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

川邊透

2025-09-30

♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。

若林牧子

2025-09-24

初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。