連句百韻できるかな。二日間でつなげる・つながる連句の世界【別典祭】

2025/11/23(日)01:11 img
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本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕!
豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。
松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感にも、羨望にも失望にもなる」。
そんな本の可能性を展くのは、多読アレゴリアの16クラブ。
本が、写真や着物と交わり、ゲームにも大河ドラマにもなり、沖縄へ鎌倉へ軽井沢へ旅する。
6万冊の本楼+ISIS館での、本のお祭り<別典祭>。
お待ちかねの、本の劇場シリーズ予告編、お見せいたします。

 

 江戸から日本の方法を学ぶ、多読アレゴリアのクラブ【EDO風狂連】が別典祭にて執り行うは、「書屋俳諧百人連句」でございます。江戸時代に大流行した連句を、二日で百句巻いていくという、祭にふさわしい壮大な試みとなっております。
 連句を嗜む方々も、二十韻(20句)や歌仙(36句)の経験はあろうかと思いますが、百韻(100句)を巻く機会というのはなかなかあるものではございません。
 五七五/七七という世界最小の詩形に森羅万象を詠み込んでいくという、風狂このうえない遊びを一緒に楽しんで参りましょう。
 
 連句は初めて!という方も、ご心配なく。【EDO風狂連】の連句庵でも捌き手をつとめる大武美和子歌雀、福澤美穂子詩雀がやさしく手ほどきいたします。
 会場では、吉居奈々風師の掛け声のもと、【EDO風狂連】連中たちが出し合った趣向を大いに盛り込みました栞にもなる「EDO風狂連趣向札<別典祭仕様>」をお渡しいたします。連句に参加してくださった方には、貼って楽しいお土産もご用意しておりますので、ぜひ【EDO風狂連】にお立ち寄りくださいませ。(井寸房で付句、本楼にて短冊を掲示いたします。)


 加えて当日は、中村麻人風師がこの百人連句のために開発した連句アプリ・renkunで、リアルタイムで連句の巻き具合もご覧いただけます。こちらもどうぞお楽しみに。
 
 そして、二日間の<別典祭>の最後を飾る「酒上夕書斎SP」のはじめには、イシス編集学校の学長であり、【EDO風狂連】の監修もつとめる田中優子宗風から、「百人連句」へのコメントもいただけるという噂。冒頭の一句(発句)は「夕魚」の号を持つ優子宗風に詠んでいただきました。


 百句の道も一句から。ご来場のみなさまのご参加をお待ちしております!

 


 

イシス編集学校「別典祭」(べってんさい)」開催概要

会場:編集工学研究所ブックサロンスペース「本楼」
(最寄駅:小田急線 豪徳寺駅、東急世田谷線山下駅より徒歩7分)
〒156-0044 東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号   

https://www.eel.co.jp/about/company

 

日程:2025年11月23日(日)・24日(月・祝)
チケット(2日間有効):一般の方無料。イシス編集学校受講生は1500円。
申込方法:以下URLからお申し込みください。
https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025bettensai

 

プログラム
【1日目プログラム 11/23(日)】
12:30 開場
13:00 開会宣言
14:00-15:00 ほんのれんクラブ|ほんのれんライブ!
16:00-17:00 着物コンパ倶楽部|黒留袖ファッションショー
18:00-19:30 武邑光裕|トークイベント
19:30 挨拶

 

【2日目プログラム 11/24(月祝)】
11:30 開場
12:30-13:30 千夜千冊パラダイス|おっかけ千夜千冊ファンクラブSP Live
14:00-16:00 MeditLab|米光一成 × 小倉加奈子トーク&ゲームプレイ
16:30-18:00 田中優子学長|酒上夕書斎SP
18:00 閉会挨拶

 

【2日間通しプログラム(11/23-24)】
・終活読書★四門堂 × 多読ジムClassic × 大河ばっか!|古本市
・EDO風狂連|書屋俳諧百人連句
・軽井沢別想フロンティア|「浅羽米」販売
・OUTLYING CLUB|武邑光裕式パネル展示
・よみかき探Qクラブ|あそびコーナー
・倶楽部撮家|写真展示

  • EDO風狂連

    【EDO風狂連】は、江戸の文化を「読む」「書く」「遊ぶ」連です。江戸以前の文化を本歌取りした江戸文化をまるごと受け止め、江戸から日本の方法を学ぶ。目指すは「一人前の江戸人」です。