幼な心の不足を感じたら、昆虫の世界に分け入ってみるのがお勧め。そこには、小粋な読み替えや愉快な見立てを促すツワモノがひしめいている。
写真は、都市郊外でも見つかる巨大イモムシ、シンジュサンの幼虫のお尻。

多読アレゴリアに、ついに「ほんのれんクラブ」が誕生します。本日より、申込受付をスタートします。(2025年9月〜2026年3月まで、2期限定開講の予定です)
「ほんのれん」は、2023年4月にスタートした読書対話プログラムです。毎月1つの問いに向かって、仲間同士で5冊の本を共読する場を提供しています。2025年8月現在、29シリーズ・145冊の本を取り上げてきました。
■「ほんのれん」とは?
ほんのれんとは「本の連」。江戸時代にクリエイティブな相互編集を起こすコミュニティとして無数に存在していた「連」にあやかり、21世紀の日本に「本」を中心に集う「連」を広げるべく活動しています。
■podcastランキング1位獲得!
3年以上、毎週欠かさず配信しているpodcast番組「ほんのれんラジオ」は、古くは校長松岡正剛が欠かさず聞き、最近ではApple Podcastランキング・ブックカテゴリ1位も記録するなどイシス内外で人気沸騰中。学衆から学匠まで、現役高校生からグローバル企業の社長まで、幅広い方々と「共読」の愉しみを共有しています。
▲ほんのれんラジオは、Apple podcastやSpotify、YouTubeなどで聴くことができます。
■ほんのれんクラブで出来ること
●毎月、1つの問いを5冊の本で
ほんのれんクラブでは、これまでほんのれん導入企業様にしかお送りしていなかった「旬感ノート」の内容を特別に共有します。非売品の旬感ノート、内容を味わえるのは、このほんのれんクラブしかありません。
クラブでは、1つの問いと5冊のブックリストをお届けします。「なぜ、この問いを考えたいのか」「5冊の旬感本の読みどころはどこか」「この問いを深堀りするための、さらなる問いは何か」などなど、ほんのれん編集部がナビゲーション。クラブにいるだけで毎月5冊の濃密な読書体験が楽しめます。2025年秋シーズンは4テーマ、20冊の本のいちばん美味しいところをつまみ食いできます。
さらに、編集を極めたいみなさんには、ほんのれん編集部の舞台裏も。「これらの問いはどうやって作っているのか?」「問いに答える5冊の本はどうやって選んでいるのか?」「そもそも毎月、何冊くらい読んでるの?」「ほんのれんラジオの台本ってどうなってるの?」などなど、お題づくりの編集術も披露されるかも。
●リアル読書対話@本楼にご招待!
また、リアルイベントも実施します。クラブ員は、なんと、毎月1回、ほんのれんラジオの収録後の「本楼」にご招待!
4人の編集部員(ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子)とともに、食事しながらリアルな読書対話“旬会”を体験できます。ほんのれんラジオの感想戦をおこなったり、ラジオじゃ言えないとびきりの裏話が飛び出したり。
何人かが寄り合って一冊の本や数冊の本を読み合うというのは、けっこう実感知が高まる。
やってみればすぐに感じるだろうが、アタマやカラダに入りやすくもなる。
校長も太鼓判を押す「共読」の効能を、EditCafeで、本楼で、たっぷり体感しましょう。
■ほんのれん編集部のメンバー紹介
ほんのれんクラブの運営は、ほんのれんラジオのパーソナリティとしてお馴染みの編集部4名+αが担当します。全員イシス編集学校で、読書と編集を鍛えてきたメンバーです。
・仁禮洋子(編工研チーフエディター、ほんのれん編集部編集長、50[守]悠阿弥アメリ教室師範代、16[離]典離)
・山本春奈(編工研エディター、15[離]典離)
・尾島可奈子(師範、46[守]襟足バンビ教室・46[破]ほろよい麒麟教室師範代、10[離]典離)
・梅澤奈央(師範、42[守][破]はじかみレモン教室師範代、15[離]典離)
4名の詳しいプロフィールはこちらの記事で。ほかにも、編集部サポートメンバーの編集バニーや、千夜読みの師範もいるとかいないとか。
▲虎ノ門ヒルズmagmabooksにて。左から、おじー、はるにゃ、ニレヨーコ、ウメ子。
■本を読む・書く・話す・聞く
みなさんご存知のとおり、読書は交際です。交わりです。本は、ひとり黙って読むだけではもったいない。「聴く読書」があってもいいし、「話す読書」があってもいい。読む、書く、話す、聞く。オラルとリテラル、INとOUT。これらを相互に組み合わせた4つの方法が、ほんのれんクラブでは自然と鍛えられていきます。
本を読むとは、本来はつねに社会変革の風を孕むものだ
――松岡正剛
本の暖簾をくぐった先には、問いと本を武器にしたフラジャイルでラディカルな読書対話が待っています。2025年9〜12月の25秋シーズンと、2026年1〜3月の26冬シーズン、2期のみの開講予定です。期の途中からの参加はできません。定員になり次第受付終了しますので、お早めにお申し込みください。
多読アレゴリア2025秋 ほんのれんクラブ
【定員】50名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025autumn
【開講期間】2025年9月1日(月)~12月21日(日)
【申込締切】2025年8月25日(月)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
【お問合せ】allegoria@eel.co.jp
※「ほんのれんクラブ」は個人の方向けのサービスです。
企業や学校など、機関での「ほんのれん」活用や「ほんのれん」の選書・ツールを使用したワークショップ実施に際しては、「ほんのれん」法人向けサービスをご利用ください。詳細は、「ほんのれん」運営事務局(info@honnoren.jp)にお問い合わせください。
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-08-05
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写真は、都市郊外でも見つかる巨大イモムシ、シンジュサンの幼虫のお尻。
2025-08-04
縁側で西瓜を食べた日が懐かしい。縦にカットすると見えないが、横に切ると見える世界がある。維管束の渦巻き模様が現れて、まるで自然の芸術。種はその周りに点在する。王道を行ってはいけない。裏が面白い。さて、西瓜の皮はどうする?僅か果肉を残して浅漬けにすると、香りと歯ごたえが何ともいえず絶品だ。
2025-07-29
昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。