{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
松岡正剛が遺した詞と旋律は、いまもどこかで静かに呼吸し、ふとした風のように聴く者の内側に触れてゆく。
その息遣いを受けとめ深い情感として立ち上げてきたのが、小室等さんである。
小室さんの歌には、いつも「何を感じているか」「どう伝えたいか」が声の奥からにじむ。
一語一音が心の底であたためられたのちに放たれるようで、その余韻は長く聴く者に残っていく。
第六夜の「玄月音夜會」では、松岡が作詞作曲し小室さんが受け継いできた「比延おろし」をはじめ、二人の交流から生まれた楽曲の数々が本楼の冬の空気のなかでそっと響く。
さらに、この夜には六文銭のみなさんも特別ゲストとして登場する。
歌は人から人へ、時代から時代へ受け継がれ、形を変えながらも本質の火だけは消えずに灯り続ける──その瞬間をともに迎えたい。
日時:12月18日(木) 19:30開演(18:30開場)
ゲスト:小室等さん(作曲家・キーボード奏者)
会場:イシス館 本楼(編集工学研究所1F)
東京都世田谷区赤堤2-15-3
小田急線「豪徳寺駅」より徒歩6分
参加料金
本楼ライブ参加 16,000円(税別/飲食代込み) ※各回30名限定
配信視聴参加 4,000円(税別)
*本楼参加・配信視聴のいずれも、期間限定でアーカイブ配信をご覧いただけます。
*毎回、まほろ堂蒼月(世田谷区宮坂)の和菓子と、白百合醸造(山梨・勝沼)のワイン&軽食をご用意しています。
■ お申込み
声が運ぶ思い歌が照らす記憶。
音と味、光と影がひと夜に溶けあう冬の夜會です。
どうぞ本楼に、あるいは画面越しにて、このかけがえのない一夜をお迎えください。
小室等 Komuro Hitoshi /フォークシンガー・作曲家・音楽プロデューサー

1960年代から音楽活動を開始、フォークグループ「六文銭」のメンバーとしても活躍。1971年、第2回世界歌謡祭にて『出発の歌』(上條恒彦+六文銭)でグランプリを獲得。1975年に泉谷しげる、井上陽水、吉田拓郎と「フォーライフレコード」を設立。その後、コンサート活動を中心に、イベントプロデュース、 テレビドラマ・映画・舞台の音楽制作、 ドキュメンタリー作品でのナレーション、ラジオパーソナリティ、 連載コラムの執筆など多岐にわたる活動を展開。松岡正剛との出会いは1970年代。松岡が編集長をつとめる「ハイスクールライフ」でオリジナル曲を発表する「六文銭晩歌集」を連載した。六文銭時代から現在にいたるまで、松岡が作詞作曲した「比叡おろし」を歌い継いでいる。
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
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コメント
1~3件/3件
2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。