史上もっとも早く咲いた桜に、3月の雪が舞う。イシス初のハイブリット感門は、自然の演出も賑々しいものだった。
「劇的なことになってますね」
そとの雪を眺めて松岡正剛校長はそっと笑い、本楼をのぞきこんでは「はじめての体験だ」と目を細める。
今後語り継がれるであろう第73回感門之盟。豪徳寺は、花冷えとは裏腹に百花繚乱だった。そこで咲きほこった16名の装いをご覧いただこう。
▲大正レトロのお着物、一目惚れでした。ターコイズの帯締めと、羽のピアスとリンクする鳥の柄がポイント。このピアスは……
――小林奈緒(43[破]ホーム・ミーム教室師範代)
▲そう、奈緒師範代のフェザーピアス、私の知人が作ったもので、一緒に着けようって約束してたんです。じつは大音美弥子冊匠とも。
――写真上・今田美穂(44[守]ラテ・ルナ・マギカ教室師範代)
▲上はヴィヴィアン、下はヨウジ。世の中ががちゃがちゃしてるからね、あえてシックに。学衆さんから、全身見たい!とリクエスト来てました。
――桂大介(44[守]師範)
▲波乱万丈すべてを織りこむイッセイミヤケのプリーツ。20代のころから大好きなんです。この日のために買いました。
――嶋本昌子(43[破]羅甸お侠教室師範代)
▲母が嫁入り前に仕立てた着物です。松竹梅のおめでたい柄がぴったりと思いまして。お琴を習っているので、着付けは自分でしています。
――佐藤裕子(44[守]幕末カノン教室師範代)
▲ボンジュール♪〜 Are you pink!? みんな元気? このジャケットは昔の仕事着! 今日はね、靴下までピンクなの! 見る?
――池澤祐子(44[守]師範)
▲アルゼンチンタンゴ踊ります。髪色? 急に降りてきたんですよね。髪が映えるようなワンピースにしました。
――北條玲子(44[守]事代ハルモニア教室学衆)
▲情熱の紅。爪の先からジャケットまで。僕梅澤は、ネックストラップだけが赤。
――福井千裕・梅澤光由・齋藤成憲(32[花]くれない道場花伝生・花伝生・花伝師範)
▲からっ風ふきすさぶイメージで。勝負ポイントはメガネ。これね、サングラス付きなんですよ、めっちゃ便利!
――福田容子(43[破]比叡おろし教室師範代)
▲生まれは東大寺。今日のために、阿ギョー師匠・吽ギョ師匠に出張いただきました。
――森本研二(44[守]ユーヅームゲ教室師範代)
▲守ですから、朱の花を咲かせたくて。ほら、春ですし。Mシャツの「編集力」ともバッチリじゃないですか。
――林朝恵(44[守]師範)
▲デンゾー改めライゾーです! 41守登板時から「日本する」ため和服を着てます。今日はほとんど裏方なんで、さっと羽織れるデニム着物を。
――武田英裕(44[破]来々雷三教室師範代)
▲どう見ても、僕が弟子ですよね。
――写真左・内海太陽(43[破]合氣プロセス教室師範代)
▲極めてるのは「サ道」です。
――写真右・三浦史朗(43[破]合氣プロセス教室学衆)
▲織部色のドレスに、背負うのは藤とアヤメ。
「加藤、先達にあやかります」
――加藤めぐみ(司会・40[破]ふかよみ吟醸教室師範代)
▲クラシックの舞台であっても、指揮者でもない限り着ないんです。覚悟の燕尾服。
――上杉公志(司会・35[破]おとづれスコア教室師範代)
▲あのスカジャン? デザイナーが調整で持ってっちゃってね。いつか着ますよ。
――松岡正剛(校長)
(写真・構成:後藤由加里)
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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