七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。

[守]から[破]へのさしかかりで教室名が“出世”するようになってすでに3年が経つ。ハマチがブリへとネーミングを着替えるように、2019年秋講座から[破]の教室名が出世するようになった。
第79回感門之盟では、49[破]講座を受け持つ10の教室名が、校長松岡正剛によるネーミング編集で“出世魚”をした。
◆安田晶子師範代
42.195教室・キジトラ疾走教室 → ヤマネコでいく教室
◆福井千裕師範代
野の字しびれる教室・きざし旬然教室 → ちちろ夕然教室
◆西村慧師範代
アフロル・テクノ教室・臨間オチョコ教室 → 臨刊アフロール教室
◆古谷奈々師範代
にじゆら発色教室 → 藍染発する教室
◆大塚信子師範代
唐傘さしていく教室 → 唐傘ダムダム教室
◆齋藤彬人師範代
赤いランドセル教室 → 赤ラン十徳教室
◆田中香師範代
縞々BPT教室 → 縞状アンサンブル教室
◆古澤正三師範代
脱皮ザリガニ教室 → ザリガニ脱走教室
◆宮坂由香師範代
感応おにぎり教室 → おにぎりギリギリ教室
◆石黒好美師範代
くちびるディスコ教室・平時有事教室 → まんなか有事教室
進行役は、秋開講の49[破]の師範をつとめる白川雅敏(左)と天野陽子(右)
今期より、教室名が出世魚するさまを動画でヴィジュアライズされた(映像作成:穂積晴明)。「唐傘さしていく教室」が出世魚する様子。守の教室名が雫となり(上)波紋をつくる(中)。波紋の余韻から「唐傘ダムダム教室」の教室名があらわれる(下)。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-07-07
七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。
2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
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ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
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