「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
今月のテーマは、なんと「鬼」。2月3日、立春の前日には「鬼は外、福は内」と唱える私たち。でもその「鬼」って何なのでしょう? 桃太郎が退治した「鬼」って、いったいどんな悪さをしたというのでしょう? 鬼が鬼になった理由に分け入っていくと、日本人がつくってきたウチソトの境界線が見えてきました。
2/14(水)に公開されたのは、シリーズ11作目「鬼はソト?鬼はウチ?」の1本目。
このエピソードでは、「鬼」という言葉の由来から、日本人がなにを神だと考えていたのかを掘り下げつつ、悪神を味方に転じる日本ならではの方法について迫ります。
▽今回のトピック
今月のテーマは「鬼」/鬼って、子育てに超便利/子どもギャン泣き!アプリ「鬼から電話」の恐怖/鬼滅の刃・うる星やつら・呪術廻戦/上司に豆投げるのきついw/「鬼は外・福は内」には500年の歴史/あんな小さい豆で鬼退治できるわけなくない?/スゴイ大豆/鬼=死人/鬼=神 by本居宣長/鬼が生まれた政治的理由/「まつろわぬ民」とは/ヤマトに対する東国/鬼ってどうして島にいる?/平安時代、鬼がいられるエリアを決定!/鬼=外国人説/それでも鬼を祀る日本人/「鬼」神社の7割が東北に?/鬼の国福島/「鬼」的な日本三大祭の謎/御霊信仰ってなんだ?(語り手:ニレ、おじー、ウメコ)
▼紹介したゲスト本
『鬼とは何か』戸矢学著、河出書房新社
『鬼と日本人の歴史』小山 聡子著、ちくまプリマー新書
▲ほんのれん旬感ノートより
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
▼アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」でもポップにキュートに本を紹介
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。