『性別が、ない!』新井祥
LGBTQなどという言葉が世間を席巻するはるか以前、このマンガによって蒙を啓かれた人も多いのでは?第一巻が刊行されたのが2005年のことで、この種のテーマを扱った作品としてはかなり早かった。基本的に権利主張などのトーンはほぼなく、セクシャルマイノリティーの日常を面白おかしく綴っている。それでいて深く考えさせられる名著。
本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
今月のテーマは、「鬼」。2/21(水)に公開されたのは、シリーズ11作目「鬼はソト?鬼はウチ?」の2本目。
ああ無念!人はどうして鬼になる?平家物語や能に登場する「鬼」の残念な真実
のび太くんのお母さんも、クレヨンしんちゃんのお母さんも鬼になる。でもお父さんは? 「鬼ババ」はいても「鬼ジジ」はいない。どうして、日本では女ばかりが鬼になるのでしょう? そんな素朴な疑問を掘りさげると、世阿弥が感じたであろう「弱い存在」の面影が見えてきました。
▽今回のトピック
なんで女が鬼になる?/「般若」は女限定/寝取った女を殺してやりたい/神様!私を鬼にしてください!/そして無差別殺人へ。壮絶な橋姫物語/頭に五徳を乗せて、能「鉄輪」に/嫉妬するのは女ですか?/ツノはネトラレ男に生えるもの inリトアニア/浮気するのは男か女か/「強い男」と「弱い女」が鬼になる/鬼になったら自由になれる?/ざっくりわかる「能」解説/美少年世阿弥の驚きの幼名/主役(シテ)は「残念な人」ばかり/能=夢/『風姿花伝』が伝える鬼の極意/鬼には鬼の事情がある/世阿弥は女がキライだった、わけじゃない気がする/シテの無念を聞くと魂が浄化/能を見ることは、話を聞いてもらうこと/『見立て日本』より鬼の5分類(語り手:ニレ、おじー、ウメコ)
▼紹介したゲスト本
『鬼とは何か』戸矢学著、河出書房新社
『鬼と日本人の歴史』小山 聡子著、ちくまプリマー新書
『見えないものを探す旅─旅と能と古典』安田登著、亜紀書房

▲ほんのれん旬感ノートより
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
▼アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」でもポップにキュートに本を紹介
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2026-01-22
『性別が、ない!』新井祥
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2026-01-20
蛹の胸部にせっかくしつらえられた翅の「抜き型」を邪険にして、リボンのような小さな翅で生まれてくるクロスジフユエダシャクのメス。飛べない翅の内側には、きっと、思いもよらない「無用の用」が伏せられている。
2026-01-13
自らの体内から這い出したコマユバチの幼虫たちが作った繭の塊を抱きしめるシャクトリムシ。科学者は「ゾンビ化されて繭を守るよう操作されている」と解釈するけれど、これこそ「稜威」の極北の姿ではないだろうか。