連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新回が公開されました!
今月のテーマは、「鬼」。2/21(水)に公開されたのは、シリーズ11作目「鬼はソト?鬼はウチ?」の2本目。
ああ無念!人はどうして鬼になる?平家物語や能に登場する「鬼」の残念な真実
のび太くんのお母さんも、クレヨンしんちゃんのお母さんも鬼になる。でもお父さんは? 「鬼ババ」はいても「鬼ジジ」はいない。どうして、日本では女ばかりが鬼になるのでしょう? そんな素朴な疑問を掘りさげると、世阿弥が感じたであろう「弱い存在」の面影が見えてきました。
▽今回のトピック
なんで女が鬼になる?/「般若」は女限定/寝取った女を殺してやりたい/神様!私を鬼にしてください!/そして無差別殺人へ。壮絶な橋姫物語/頭に五徳を乗せて、能「鉄輪」に/嫉妬するのは女ですか?/ツノはネトラレ男に生えるもの inリトアニア/浮気するのは男か女か/「強い男」と「弱い女」が鬼になる/鬼になったら自由になれる?/ざっくりわかる「能」解説/美少年世阿弥の驚きの幼名/主役(シテ)は「残念な人」ばかり/能=夢/『風姿花伝』が伝える鬼の極意/鬼には鬼の事情がある/世阿弥は女がキライだった、わけじゃない気がする/シテの無念を聞くと魂が浄化/能を見ることは、話を聞いてもらうこと/『見立て日本』より鬼の5分類(語り手:ニレ、おじー、ウメコ)
▼紹介したゲスト本
『鬼とは何か』戸矢学著、河出書房新社
『鬼と日本人の歴史』小山 聡子著、ちくまプリマー新書
『見えないものを探す旅─旅と能と古典』安田登著、亜紀書房
▲ほんのれん旬感ノートより
▼ラジオの内容をさらに深掘りするなら
「BUSINESS INSIDER」で連載中の「旬感本考」を
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。