『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!
2024年5月のテーマは「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」。シリーズ2本目の今回は、メイクやファッション、カツラなどを例にあげながら、どうして自分を「盛り」たくなるのか考えていきます。ハゲてる自分を隠したい? インスタグラムで本歌取り? 「すっぴんがかわいいね」なんてセリフは女子を逆ギレさせるかも……
▼エピソード
『ニセの自分で生きています 心理学から考える虚栄心』/世間体のいい自分はニセ?ダメな自分はニセ?/Zoomで蔓延した「キメ顔コミュニケーション」/コロナ禍が変えた自己認識/カッコつけちゃう2つの理由/『ニセの自分』と真逆な『〈盛り〉の誕生』/見た目は通行手形/プリクラミスコン、最終審査は生身。これって残酷?/「アイメイクというものづくり」/「すっぴん」を褒められてもうれしくないです/文明社会なら「方法」を評価しようよ/インスタグラムで本歌取り/女子高生が実践し、文化を生み出す「守破離」の型/コミュニティの内部で差異が生まれる/ミスユニバース顔になったニレヨーコ/人に服を選んでもらうと自己像変わる?
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子
▼今回登場する2冊〜「ほんのれん」旬感本より
『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023
『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。
ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio
ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
\ 耳より情報 /
●この記事を読めば、ラジオが2倍楽しめる!
Business Insiderでも、ロールモデル不在時代の「大人」について考えています!
ロールモデルが見つからない…。10冊の本で考える、理想の大人像
2024年4月からの記事は、全編無料公開中。
今月から、ほんのれん編集部4名が顔写真入りになりました。ぜひご覧ください。
●スマニュー+でも連載中!↓のバナーからどうぞ。こんな記事もあります。
「不適切」が時代を作る!炎上芸術家はなぜ、時代の 革命児になったのか
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
“おいしさ”は本能か、それとも罠か~ポテチが止まらない科学的理由
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 “おいしさ” […]
日光浴が1時間500円!?もし食べものが「商品」じゃなかったら?
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 日光浴が1時間500円! […]
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 2040年、何を食べてる […]
今日なに食べた?プロテイン緑茶割りから土井善晴の味噌汁まで、30代女性編集者のリアル食卓大公開
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。消費者として食べるものを買いつづける私た […]
恒久番匠来たる!ほんのれんラジオの公開勉強会を開催します!10/13(月祝)16:30~19:00
Podcast番組「ほんのれんラジオ」発のリアルイベントです。 ほんのれん編集部で恒例となりつつある、「カラダ」の公開勉強会(第3弾)を開催します。10月13日(月・祝)16:30-19時、本楼にて実施。どなたでもご参加 […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
「ピキッ」という微かな音とともに蛹に一筋の亀裂が入り、虫の命の完結編が開幕する。
美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。