先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!
2024年4月のテーマは、「大人」ってなんだ? 大人シリーズ最終回では「憧れの大人」をめぐって、語り合いました。リサーチをしていると、「大人」のロールモデルとして登場するのが、仕事をする男性ばかりだと気づいた編集部の女子4名。仕事バリバリじゃない大人像もあるのでは? どうして大人の女性を表す「おばさん」は蔑称なの? 成長しなきゃ!と追い立てられる時代に、ゆるい大人像も模索してみました。
▼エピソード
高野文子『るきさん』と寺山修司『群れるな』/女性のロールモデルを探して/仕事バリバリじゃない、大人もいるはず/江國香織さんの『泣く大人』も/「大人って、ぜったい楽しいことを隠してる」少女おじーが見抜いたこと/お風呂でコーヒーを飲む大人るきさん/成長だけじゃなくて、脱力する大人もいいよね/るきさんと寺山修司の意外な共通点/倚りかからず/るきさん、どこ行った?/『家出のすすめ』/『るきさん』は平成のOVER THE SUNだ/大人の女性=「おばさん」が差別語になっていいのか/「母になる」以外の選択肢は/可愛いおばあちゃんになりたい?/はしゃぐおばさんがいたっていいじゃない/岡田育『我はおばさん』/更級日記に登場するおばさんは、「ちょっといいものをあげる人」/鷲田清一・内田樹『大人のいない国』/斜めの上の存在が大事/『ぼくのおじさん』はいっぱいある/あしなが“おばさん”はいないの?/マングースにとってのおじさん・おばさん/求愛ソングを弟分に教えるクジラ/結婚式が壮大なのはどうして/憧れの人を見つけられなくても、「憧れのシーン」ならあるかも/大人は役割だ/人生はどうせ一幕のお芝居なんだから「毛皮のマリー」より/はるにゃびっくり「人間は血の詰まった袋」/成長しろという圧力から逃れてもいいかも/編集部みんなが思ったこと/誰かの憧れになってみる/迷える30代女子へのアドバイスを!
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ
※大雨の日に収録したので、雨の音がたっぷり入っています!ホワイトノイズとしてぜひお楽しみください。
▼紹介したゲスト本
『るきさん〈新装版〉』高野文子(著)筑摩書房 2015
『群れるな─寺山修司 強く生きぬく言葉』寺山修司(著)興陽館 2017
『我はおばさん』岡田育 (著)集英社 2021
『大人のいない国』内田樹 (著), 鷲田清一 (著) 2013
『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021
▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。
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\ 耳より情報 /
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Business Insiderでも、ロールモデル不在時代の「大人」について考えています!
ロールモデルが見つからない…。10冊の本で考える、理想の大人像
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今月から、ほんのれん編集部4名が顔写真入りになりました。ぜひご覧ください。
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。
2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。