橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
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2024年6月のテーマは「お金は◯◯だ。貨幣は何の代わりなのか?」。お金を考えるシリーズ5本目は、江戸時代のお金事情を掘り下げます。支払いは銀、給料は米って、いったいぜんたいどういうこと? 武士はどうして貧しいの? 江戸の庶民は、旅行にいくら使ったの? 素朴な疑問にこたえていくと、家康がつくった複雑な「三貨制度」が見えてきました。いま、私たちのお金が「円」に統一されているのはありがたいのかも。
▼エピソード
お金は歴史の黒幕だ/貨幣が流通したところでは文化が花開く?/江戸時代のお金事情を見てみよう/ホントにあった徳川埋蔵金(330kgの金塊×126個)/DIE WITH ZEROした家康/『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』/江戸のお金は、金銀銅の3種類/小判1両≒15万、銅銭1枚≒25円/江戸の「銀座」が中央銀行/100円ショップ爆誕/貨幣をうまく作れたゆえの鎖国?/落語に見る江戸庶民の金銭感覚/「銭(ゼニ)じゃない、金(カネ)だよ」/江戸出発、伊勢行き(大坂・芝居見物付)3ヶ月贅沢三昧ツアー:100万円/7日間江の島旅:15万円/江戸のドリームジャンボ/なぜ武士は貧しくなった?/朝顔売りのアルバイト/奢侈禁止令の裏側には「米」があった/なぜ、私たちは「円」を使うようになったのか
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、ウメ子
▼参考
日本銀行金融研究所 お金の博物館
https://www.imes.boj.or.jp/cm/history/
▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022
『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021
『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021
▲旬感ノートより
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。