【ほんのれんラジオ:スマホ03】集中力は47秒!? 『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン)』に聞く、注意散漫に負けないコツ

2024/08/15(木)08:28
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【特報】

ほんのれんラジオ、noteを開設しました!

https://note.com/honnoren/

 

こちらのページでは、これまで遊刊エディストではお見せできなかった「旬感ノート」の見開きページをしっかりとご覧いただけます。紹介した本のタイトルやリンクも充実。Business Insiderでの連載記事も公開中。ぜひご覧ください。


 

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました!

 

2024年8月のテーマは「スマホ中毒 人間拡張or人間縮小」です。2本目のエピソードは、世界的な話題作『ATTENTION SPAN』を取り上げます。なんと、スマホ時代、私たちの集中力は47秒しか持たないのだとか……。注意力散漫な時代に、集中していくコツとはいったい。

 

※ほんのれんラジオはPodcast番組です。以下のリンクをクリックすると、音声が聴けます。

 

 

出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子

 

▼紹介した本

ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(翻訳) 日経BP 日本経済新聞出版 2024

 

▼ほんのれん今月の旬感本

スマホを捨てたい子どもたち: 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方 (ポプラ新書 や 8-1)』山極 寿一(著) ポプラ社 2020

『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(翻訳) 日経BP 日本経済新聞出版 2024

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』
アダム・オルター(著)上原 裕美子(翻訳) ダイヤモンド社 2019
習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(原著)神谷之康(監修)児島修(翻訳)
みすず書房 2023
人類を変えた7つの発明史 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著) KADOKAWA 2024

 

▲旬感ノートより

 

 

 

▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。

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  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-06-20

石川淳といえば、同姓同名のマンガ家に、いしかわじゅん、という人がいますが、彼にはちょっとした笑い話があります。
ある時、いしかわ氏の口座に心当たりのない振り込みがあった。しばらくして出版社から連絡が…。
「文学者の石川淳先生の原稿料を、間違えて、いしかわ先生のところに振り込んでしまいました!!」
振り込み返してくれと言われてその通りにしたそうですが、「間違えた先がオレだったからよかったけど、反対だったらどうしてたんだろうね」と笑い話にされてました。(マンガ家いしかわじゅんについては「マンガのスコア」吾妻ひでお回、安彦良和回などをご参照のこと)

ところで石川淳と聞くと、本格的な大文豪といった感じで、なんとなく近寄りがたい気がしませんか。しかし意外に洒脱な文体はリーダビリティが高く、物語の運びもエンタメ心にあふれています。「山桜」は幕切れも鮮やかな幻想譚。「鷹」は愛煙家必読のマジックリアリズム。「前身」は石川淳に意外なギャグセンスがあることを知らしめる抱腹絶倒の爆笑譚。是非ご一読を。

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025

大沼友紀

2025-06-17

●記事の最後にコメントをすることは、尾学かもしれない。
●尻尾を持ったボードゲームコンポーネント(用具)といえば「表か裏か(ヘッズ・アンド・テイルズ:Heads And Tails)」を賭けるコイン投げ。
●自然に落ちている木の葉や実など放って、表裏2面の出方を決める。コイン投げのルーツてあり、サイコロのルーツでもある。
●古代ローマ時代、表がポンペイウス大王の横顔、裏が船のコインを用いていたことから「船か頭か(navia aut caput)」と呼ばれていた。……これ、Heads And Sailsでもいい?
●サイコロと船の関係は日本にもある。江戸時代に海運のお守りとして、造成した船の帆柱の下に船玉――サイコロを納めていた。
●すこしでも顕冥になるよう、尾学まがいのコメント初公開(航海)とまいります。お見知りおきを。
写真引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/Coin_flipping#/media/File:Pompey_by_Nasidius.jpg