【Playlist】 独然アート ぼくはエディストを好きに見てきた 小島伸吾選

2022/01/25(火)19:30
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「筆墨ノ場ノ逸民」であるテッサイと同じ誕生日の

「本楼ノ場ノ逸民」であるセイゴオに捧げる。

 

私然―半然、公然―混然、見然―読然、偶然にして愕然。

エディストはずっと前から独然アートだったのである。

 

① 『河鍋暁斎が降る一夜 アルス特別企画「興」10幅』   

  • ■写真と江戸絵画、江戸と現在、読むと見る、のARS体験。
  •  暁!興!共!

河鍋暁斎が降る一夜 アルス特別企画「興」10幅 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

② 『生命的建築とは何か:隈研吾 AIDA 02』      

  • ■もはや「点、線、面」ですらない「響きの生命的建築」。

 場所(トポス)に負けるところから建築がはじまるのだ。

【AIDA考02】生命的建築とは何か:隈研吾 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

 ③ 『【AIDA season2 第三講速報!】           

DOMMUNEの宇川直宏‟番神“と田中優子・武邑光裕・佐藤優・吉村堅樹のAIDAで、座衆28人が「自分史」を発信する‼‼』

  • ■武邑氏の2021身体拡張元年。自己同一性無効宣言。

 独然アートも人工中世をつくるところからはじめるべし。

【AIDA Season2 第3講速報!】DOMMUNE宇川直宏と田中優子・武邑光裕・佐藤優・吉村堅樹のAIDAで発信 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

④ 『ゲイゲキの田中泯〔芝居と読書と千の夜:11〕』

  • ■モクゲキせよ、日々の生活とオドリが自然につながっている様を。

 自己表現無効宣言。

ゲイゲキの田中泯[芝居と読書と千の夜:11] | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑤ 『「うたかたの国」編集者米山拓矢に聞くうたの未来』

 【い】【ろ】【は】

  • ■面影派の歌人が到達した歌戯には、肉体労働者の声が起因していた。

[interview]『うたかたの国』編集者 米山拓矢に聞くうたの未来【い】古文嫌いの少年時代 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑥ 『【オツ千vol.6 肖りベイコンで、イシスゲイしちゃお】』

  • ■トリプテイク(三連画)ではじめて成立する「姿かたち」とは何か。

 コンティンジェンシーを絵画に取り込んだ面影アートにならえ!

【オツ千vol.6】肖りベイコンで、イシスゲイしちゃお | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑦ 『モノづくりから、物語づくりのナゴヤへ「ナゴヤ面影座」の芸と道』

  • ■あらゆる得意手から遠ざかること。なにも演技していないような面影
  •  演劇に耽ること。いやいや、みんな一生懸命演技していました。

モノづくりから、物語づくりのナゴヤへ-「ナゴヤ面影座」の芸と道 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑧ 『レクサスの祖先はシャチホコだった?!一種合成で天下をとった信長編集術とは【エディットツアー名古屋×京都レポ】』

  • ■イメージ感染とマネージ伝達。全ユーラシアを駆け抜け
  •  名古屋にやってきた金シャチはグノーシスのイコンだった。

レクサスの祖先はシャチホコだった?!一種合成で天下をとった信長編集術とは 【エディットツアー名古屋×京都レポ】 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑨ 『天下とるでよ?名古屋の編集名コンビ、やつしツアーだぎゃあ』    

  • ■ドラゴンボールの逆髪は何のサブスティテューション(代理形成)
  •    なのか?尾張ミメシスの国の逆襲。

天下をとるでよ? 名古屋の編集名コンビ、やつしツアーだぎゃあ | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

⑩ 『三絃の面影~熱田白鳥で端唄をあそぶ~ ‟記憶と想起“の面影座』  

  • ■大いなる遊牧民の記憶を、三絃のしらべにのせてうたう。

 リトリーヴァル(検索)人間メディア・ヒデタロウ。

「三絃の面影~熱田白鳥で端唄をあそぶ~」 “記憶と想起”の面影座 | 遊刊エディスト:EDITREALなニューメディア (isis.ne.jp)

 

以上、本楼から流出する勇気と逸脱と官能の独然アート化10選。

さらなるセイゴオ・トリプテイク(三連画)を待ちながら

寿ぎ申し上げます。  

小島伸吾

 

※こっちがベイコンの「トリプテイク」と富岡鉄斎の「瓢中快適図」。

                           

 

  • 小島

    編集的先達:葛飾北斎。名古屋の旦那衆をつなげる面影座主宰。クセのある中部メンバーを束ねる曼名伽組二代目組長。本業は豆に定評のあるヴァンキコーヒーロースター代表。セイゴオ版画も手がける多才な情熱家。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。