発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

☆愉快に生きるための言葉・心・体をつくる☆
「よみかき探Qクラブ」では、クラブメンバー(Q人_キュート)が日々にぎやかに、「読み手」「書き手」になりながら、「よみ」「かき」の方法を探究しています。自らの読み書きを磨きながら、イシスの内と外、子どもと大人の垣根を超えて、編集稽古で遊べる場づくりを進めています。
3シーズン目は書民がZINE作りにトライします。やってみたい方、ぜひご一緒に。
ここまで読んで申し込みたくなった方、早速こちらからどうぞ。
【活動】
▼オンラインイベント
日程はメンバーの希望を聞きながら調整しています。
録画をシェアしているので、日程が合わなくてもキャッチアップできます。
◎顔合わせ千夜千冊共読会
夏は、6/22(日)10:00~12:00 に開催予定です。
1730夜『見えないものを集める蜜蜂』を読みます。
3月開催時の集合写真。ファシリの書民・長島順子は青空の下から
◎よみかき編集ワークとナビ研鑽会
本の紹介文やポップ作りを通して、新しい本の読み方(インプットとアウトプット)を体感するワークです。
大人も子どもも参加できます。
希望者は、研鑽会と、ラウンジでの8つのQの回答で、ワークショップナビゲーターになれます。
一緒に、多様な本の読み方、遊び方を広げていく仲間になりませんか。
◎イドバタトーク
編集を実践する日々からこぼれ落ちるものを交わし合う場です。
春は「書く」についてのトークをしました。
キーフレーズとして、書き手を育てるのは読み手の応答であること、師範代が回答に必ず応答するイシス編集学校のモデルは、「読み」「書き」を育てる苗代だということが浮かび上がりました。
▼エディットカフェラウンジでの活動
好きなお題を選んで回答するスタイルです。
◎四季の共読の部屋
絵本、児童文学、学び、言葉、教育に関する本をリストアップしています。
連想する本を持ち寄り、本棚を育てます。
ジャンルをまたぐ探Qクロス読みで、知文執筆にトライ!
◎クラブを象徴する3冊
『もこ もこもこ』 谷川 俊太郎, 元永 定正/文研出版
『長くつ下のピッピ』アストリッド・リンドグレーン, イングリッド・ヴァン・ニイマン, 菱木 晃子/岩波書店
『想像力を触発する教育』キエラン・イーガン/北大路書房
クラブフライヤー。キーブック3冊を融合しています。
(作・大濱朋子)
◎8つのQ
守のお題を、普段の生活の中に置いてアレンジした「Q」が出ます。
日常の遊びや学びの中にひそむ「型」を見る目を養います。
いつでもどこでもお題で遊べるようになります。
◎エディション読み
松岡正剛校長と共読する部屋です。夏ラウンジでは『少年の憂鬱』第五章・第六章を読みます。
▼春のトピックスから
ラウンジでは日々やり取りが起こっています。時にはリアルで会うこともあります。
今回は2つご紹介します。
□書民・松井路代が奈良から上京し、青熊書店、マグマブックスをはしご。Q人と落ち会い、プチ爆買い。(2025/4/15)
□穹人・坂口弥生さん花伝所入伝。書民・景山卓也の「かげやまヒビ」に触発され「ハナノヒビ」連載開始。(2025/5/7)
4月15日、虎ノ門ヒルズのマグマブックスへ
▼よくいただく質問
Q:時間がなくて回答できないかもしれないのですが、大丈夫でしょうか。
A:大丈夫です。まずはクラブの発信の「読み手」となってください。
また、クラブでは、今は読めなくても、本のことを思い浮かべるだけでも読書だと捉えています。
気楽に、まずはご参加ください。
Q:よみかき探Qクラブは、「子ども編集学校」とはどのような関係ですか。
A:よみかき探Qクラブは、子ども編集学校プロジェクトを進めてきた子ども支局メンバーが中心となって運営しています。
将来的に、子ども&大人に「読み」「書き」の方法(世界を探究するスコップ)を手渡していくリアルまたはオンラインの場(ワークショップ等)を継続的に開きたいと思っています。
よみかき探Qクラブは、子ども向け・親子向け・大人向けワークショップのナビゲーターになりたい方の研鑽の場でもあります。
プロジェクトでは、イシスのモデルを、家庭やクラス、スクールで応用している方、これから応用したい方にご参加いただいてきました。「子ども編集学校」 に興味のある方は、ぜひクラブにご参加ください。
Q:子どもが身近にいる環境ではない、もしくは子育て経験がないという場合でもクラブは楽しめますか。
A:クラブ活動に関しては、身近に子どもがいる・いないについては関わりなくご参加いただけます。
共読を通じて、自らの「幼な心」を呼び起こすことを主眼としています。
また、編集遊びをしてみたい子ども、大人の参加者は、よみかき編集ワークショップ開催時に都度、募集予定です。
ーー
クラブのルーツやクロニクルを記したフライヤーをこちらからご覧いただけます。
正解のない問いに向かう、愉快な読み書き仲間、お待ちしています!
多読アレゴリア2025夏 よみかき探Qクラブ
書民:景山卓也、得原藍、吉野陽子、松井路代、石井梨香、浦澤美穂、上原悦子、長島順子
【定員】30名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
文:松井路代
アイキャッチ画像:よみかき探Qクラブ×山内貴暉
イドバタ瓦版組
「イシス子どもフィールド」のメディア部。「イドバタイムズ」でイシスの方法を発信する。内容は「エディッツの会」をはじめとした企画の広報及びレポート。ネーミングの由来は、フィールド内のイドバタ(井戸端)で企画が生まれるのを見た松岡正剛校長が「イドバタイジング」と命名したことによる。
【よみかき探Qクラブ】メンバー募集中!8人の書民の横顔とたくさんのQ
「よみかき探Qクラブ」は、愉快に生きるための言葉・心・体をつくる方法をブラッシュアップし、伝えていく場です。ただいま、夏の読み・書き・学ぶ探Q人を大募集中です。 「読む」「書く」を続けるコツは、読み手がいること、書く場 […]
イドバタイムズissue.34「おおきなかぶ」と「想像力を触発する教育」【53破感門之盟in京都】
イシス編集学校の「世界をまるごと探究する方法」を子どもたちに手渡す。 子どもも大人もお題で遊ぶ。 イドバタイムズは「子ども編集学校」を実践する子どもフィールドからイシスの方法を発信するメディアです。 &nb […]
イドバタイムズissue.33 【参加者募集】「好き」を表現する力!2/16(日)よみかき編集ワーク体験会
イシス編集学校の「世界をまるごと探究する方法」を子どもたちに手渡す。 子どもも大人もお題で遊ぶ。 イドバタイムズは「子ども編集学校」を実践する子どもフィールドからイシスの方法を発信するメディアです。 おもしろかった本を誰 […]
【多読アレゴリア:よみかき探Qクラブ】読むこと・書くことは、アタマの中で思うことから始まる
こんにちは。よみかき探Qクラブ・ナビ役”書民” の一人、浦澤美穂です。 「よみかき」のはじまり 5歳の娘、みっちゃんが最近鉛筆を持ってひらがなを書きたがるようになりました。 絵本を持って […]
イドバタイムズissue.32 Dear Editor出張授業@東京コミュニティスクール【子ども編集学校】
イシス編集学校の「世界をまるごと探究する方法」を子どもたちに手渡す。 子どもも大人もお題で遊ぶ。 イドバタイムズは「子ども編集学校」を実践する子どもフィールドからイシスの方法を発信するメディアです。 1月 […]
コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。