蛹の胸部にせっかくしつらえられた翅の「抜き型」を邪険にして、リボンのような小さな翅で生まれてくるクロスジフユエダシャクのメス。飛べない翅の内側には、きっと、思いもよらない「無用の用」が伏せられている。
それにしてもコレ、すごいね。「倍返し」できたかどうかわからないけれど。
番組「校長ゼッコーチョー」に出演した松岡正剛校長は、第74回感門之盟エディットジャパンのタブロイド紙「EDITOR SHIP」を絶賛しながら、番組表の「リモートで校長の編集倍返し」という紹介文に笑いながら応じた。さらに「このタブロイドの魅力のように、今日はみなさんのB面、アナザーセルフの顔を見せてもらいたい」と付け加えた。
「ぼくはキリスト教的な単位である1年という単位はあまり気にいっていなくて、17〜18か月くらいがちょうどいいじゃないかと思っているんだけど」と独自の周季感覚をしめしたうえで、「20周年という歳月には万巻去来するものがある」と語った。「編集学校でとくにうまくいっているのは、少年期、青年期、老年期でそれぞれちょっとずつ流れる時間は違うわけだけれど、そうした異なる時間感覚が混ざっていることだと思います」。
「今、ソーシャル・ディスタンスと言われているけれど、個人の耳や目や爪先から編集から始まっている。私たちは情報感覚帯、知覚をそもそも持っているわけで、それらすべてを含めたエディット・ディスタンスなるものをつくっていかなければいけない。だとしたら、編集学校は日本の最前線で必要とされるかもしれない」。
次に松岡校長出演予定の番組は、本日7時10分〜「SEIGOWの部屋」。どうぞお楽しみに。

金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:夢野久作
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
【続報】募集★津田一郎の編集宣言《カオス理論で読み解く「守破離」と「インタースコア」》 イシス編集学校[守]特別講義
「津田一郎の編集宣言」の開催が、いよいよ目前に迫ってきました。開催日は2026年1月25日(日)。 カオス理論と編集工学を横断しながら、「編集工学とは何か」を根本から問い直す特別講義です。直前の直前になりますが、今回の講 […]
【1/21(水)】田中優子(江戸文化研究者)×小倉加奈子(病理医) 新たな学びの場をつくる「編集」と「稽古」[W刊行記念]
人は何を、どのように学ぶことで、自らの能力を発揮できるのか。 生成AIの急速な普及、国際関係の不安定化が進むいま、知のあり方や学びの方法そのものが根本から問い直されています。「学びとは何か」という問いは、もはや一部の […]
募集開始★多読アレゴリア2026 料理?源氏? 新クラブ紹介
多読アレゴリアの新シーズン(2026・冬)の募集が始まります。 先月は創設1周年を記念して、多読アレゴリア主催の「別典祭」が開催されました。ほんのれんクラブやオツ千の生ライブ、着物コンパクラブのファッションショーなど […]
11月は別典祭へいこう! 二日限りの編集別天地?【11/23-24開催】(11/21更新)
11.21更新 2日間通しプログラム詳細(EDO風狂連)を更新しました。 11.20更新 2日間通しプログラム詳細(勝手にアカデミア、イシス編集学校、別典祭感門団)を更新しました。 11.18更新 2日間通しプログラム詳 […]
【12/9ライブ配信】田中優子×鈴木健「不確かな時代の方法としての政治 Pluralityと相互編集」
12月9日(火)14時より、イシス編集学校の学長・田中優子と、co-missionメンバーの鈴木健さんによる特別対談を開催します。タイトルは「不確かな時代の方法としての政治 Pluralityと相互編集」です。 &nbs […]
コメント
1~3件/3件
2026-01-20
蛹の胸部にせっかくしつらえられた翅の「抜き型」を邪険にして、リボンのような小さな翅で生まれてくるクロスジフユエダシャクのメス。飛べない翅の内側には、きっと、思いもよらない「無用の用」が伏せられている。
2026-01-13
自らの体内から這い出したコマユバチの幼虫たちが作った繭の塊を抱きしめるシャクトリムシ。科学者は「ゾンビ化されて繭を守るよう操作されている」と解釈するけれど、これこそ「稜威」の極北の姿ではないだろうか。
2026-01-12
午年には馬の写真集を。根室半島の沖合に浮かぶ上陸禁止の無人島には馬だけが生息している。島での役割を終え、段階的に頭数を減らし、やがて絶えることが決定づけられている島の馬を15年にわたり撮り続けてきた美しく静かな一冊。
岡田敦『ユルリ島の馬』(青幻舎)