空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

9月最後の日曜日の朝に催した「プランニングフィールド2022春」総括の会「ラップアップ&GOパーティー」の第二部では、2チームに分かれてフライヤーづくりワークを遊んだ。
お題は「まだプランニングフィールドに入っていない人を動かして、飛び込んでもらうには?」
ツールは画像編集アプリを使う。進行ロールと操作ロールをつくる。制限時間は30分というルル三条で取り組んだ。
10分で与件の整理、20分で一気に制作する。
発表タイムになり、どよめきが起こった。まるでA面とB面のような対照的な2枚ができあがっていたからだった。
◎練って作ったピアノチーム
メンバー:吉野陽子、石井梨香、米満東一郎、野村英司、北村彰規、浦澤美穂、林愛
主に使われた編集技法: 「要素・機能・属性」「BPT」「モード」
読む 書く 作る 遊ぶ
~お題から場づくりまで~
編集楽団でこぼこマジック
青空の広場という「地」に、楽器をかなでる子どもたちが「図」になっているイラストをチョイス。
子どもたちがイキイキとする場をつくりたいというメッセージを前面に出したのがA面っぽい。
◎その場で扮装、カオスのらっぱチーム
メンバー:神尾美由紀、松井路代、西村慧、景山卓也、葛西淳子、原田祥子、得原藍
集めた与件から浮かんだキーワード:「パーティー」「ボリウッド」「ふざける」「カオス」「月」
予習なし 宿題なし 遊びしかない
トワイライトな薄紫の地に、「秋」らしく月を浮かべた。
「フィールドに深入りすればするほど意外な自分が見えてきておもしろくなる」ということを伝えるため、
らっぱチームの面々が、その場でみずから「遊び」体現モデルに変身して「図」となった。
子ども編集学校と、一般的な教育の場との大きな違い、本気で遊べる大人がいることだという「B面」に焦点をあてた。
景山さん家は親子でモデルに
大人と子どもが混じっているのも子ども編集学校のプランニングの「らしさ」だ。
・・
子ども編集学校プランニングフィールドでは、「編集の方法を子どもたちに手渡すには、どんなルル三条が必要なのか」を、日常の中の「型」発見エピソードの共有やゲームのリバースエンジニアリング、読書ワークショップの企画・実践を通じて、共有可能な言葉にしていく。
編集とうさん、編集かあさん、寺子屋・塾・学校のセンセイだけじゃない。
自分のなかにひそむ幼な心のこと、近所の子供たちのエピソード、「孫にどんな本をプレゼントしたらいいだろう?」といった一言から、プランニング編集がはじまることもある。
志を同じくするイシス人をつないで、全国のあちこちを「子ども編集学校化」していく。
1.編集は、「可能性を増やす」方向にむかう
2.編集は、「新しい価値・意味」をつくる
3.編集は、「人や場を生き生き」とさせる
4.編集は、「ものごとを前に」すすめる
5.編集は、与件からはじまる
6.編集は、よくよく練られた逸脱に向かう
「編集は~」から始まるNEXT ISISの6つのキーフレーズにピンときた方、プランニングフィールド2022秋にいらっしゃい!
info
★プランニングフィールド2022秋・募集概要★
◆期間:2022年10月14日~2023年3月
◆活動内容:
・お題研究
・子供向け・親子向けワークショップの企画、実行、参加
よみかき編集ワークショップ
お正月エディッツの会
年中さんの会
等々
・それぞれのやってみたいこと
・メディア化
◆活動頻度:
月1回程度の企画的お題(タイトルミメロギア、読書会、ワーク案出し、ファシリテーションなど)
月1回程度のミーティング(チーム、活動内容による)
◆参加費:6600円/半年
◆募集:「子どもたちに編集の型を手渡す方法」に関心がある方
イシス編集学校「破コース」でプランニング編集術を学んだ方
(※破受講中、突破未満の方もご相談ください)
親子参加、大人ひとり参加etc 参加の仕方は自由です。
◆参加申し込み:
https://shop.eel.co.jp/products/detail/455
第一次締切 10月12日(水)
◆子ども編集学校プロジェクトサイト
https://es.isis.ne.jp/news/project/2757
(ほぼ毎日更新中)フェイスブックページ
https://www.facebook.com/kodomo.edit
◆お問合せ:kodomo@eel.co.jp
活動主体:イシス子ども支局
神尾美由紀、長島順子、景山卓也、上原悦子、得原藍、
浦澤美穂、吉野陽子、松井路代、石井梨香、野村英司
学林局長 佐々木千佳
イドバタ瓦版組
「イシス子どもフィールド」のメディア部。「イドバタイムズ」でイシスの方法を発信する。内容は「エディッツの会」をはじめとした企画の広報及びレポート。ネーミングの由来は、フィールド内のイドバタ(井戸端)で企画が生まれるのを見た松岡正剛校長が「イドバタイジング」と命名したことによる。
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コメント
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