照りつける陽射しの強さに、若葉の艶やかな新緑が深緑へと様相を変えていく。そんな兆しを感じる5月の週末、イシス編集学校の師範代養成コースである花伝所の41期[花]入伝式が始まった。師範代を目指す第41期[花]入伝生と指導陣が集った世田谷豪徳寺の本楼は爽やかな熱気に満ちている。
入伝式の冒頭、花伝所長・田中晶子は演習の奥で動く「問感応答返」を引き合いに入伝生へエールを送った。
普段の生活の中で「返」をする時でもいろいろ考えて一歩踏み出せないことが往々に起こっているだろう。編集稽古はそこへ勇気をもって一歩踏み出すものであり、その構えを作ってほしい。
入伝生は花伝所で「型」(花伝式目)を学び、編集稽古の動向をマネジメントする「師範代」という新たなフェーズに向かう。
入伝生は日本各地、また海外からの参加者もいる多彩な顔触れである28名。3週間前にひらかれた花伝所オンラインガイダンスではその前のめりの態度に田中所長は驚き、また事前課題を通し、既にそれぞれのエディティングキャラクターが見え始めているという。いくつもの兆しを感じさせる41期[花]入伝生は、入伝式、そして花伝所での鍛錬を通し、その様相を変えていく。
▼第41期[ISIS花伝所]編集コーチ養成コース 指導陣
校長:松岡正剛
所長:田中晶子
花傳式部:深谷もと佳
花目付:林朝恵、平野しのぶ
花伝師範:吉井優子、嶋本昌子、森本康裕、尾島可奈子、岩野範昭
錬成師範:小椋加奈子、中村裕美、山本ユキ、宮川大輔、長島順子、宮坂由香、新垣香子、神尾美由紀
萩原ヒロキ
編集的先達:荘子。人材業界の会社員として、営業、労務管理、開発、マーケ、海外事業、広報、人材採用、人事企画を求められるまま次々に異動することも、風に吹かれるすすきや竹のごとき受容力の持ち主である由縁か。野口整体、アレクサンダーテクニーク、ゲシュタルト療法、ヒーリングなどの心身に関わる方法を学び、セラピストとしての活動歴もあり。
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