『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2月の「モリヤマ流・きもの編集体験会」のご案内です。今回のテーマは「アンティーク着物と細雪ごっこ」。12:00-14:00(壱の会)と15:00-17:00(弐の会)をご用意しています(壱の会、弐の会は同じ内容です)。今回もバジラ高橋さんの輪読座の裏での密やかな開催です。どうぞお楽しみに。
*こちらの体験会は、多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」申込者限定イベントです。
モリヤマ流・きもの編集
身体を包み守ってくれる衣(ころも)。古代より日本では「着るもの」を衣「きぬ」と呼んでいました。
そして現在「着物」とよばれる衣のカタチの誕生は、奈良時代、律令国家の制服として大陸渡りの服「ふく」が採用され、その先進性とファッション性に出会ったことが大きなきっかけとなりました。以来、日本の風土を楽しむ心が刺激されゆっくりと外部から邪魔されることなく育まれ、おしゃれ心を満たす染織の技に磨きをかけてきました。そのカタチが現在の着物として脈々と息づいています。
モリヤマ流・きもの編集は「コーディネイト」と「着方」のあわせ技で、自分の目指すテイストとスタイルを構築します。
コーディネイトは平安時代の「かさねの色目」の方法を、そして着方は「武道や能」の身体使いに肖ります。
着物の脈々を楽しんでみませんか?
そこで2月の体験会のテーマは「アンティーク着物と細雪ごっこ」。大胆な柄と柄の組み合わせや、偶然に手元にある着物からのコーディネイトの相談会です。
前半は大正ロマンを感じるアンティーク着物や半襟のコーディネイトをご覧いただいたり、谷崎潤一郎の『細雪』や幸田文の『きもの』にでてくる着物描写をご紹介。後半は参加者のみなさんの着物のコーディネイトの相談話をたっぷりいたします。
何を合わせたらいいかわからないけどとっても気に入っている着物、大切な人から譲り受けてなんとしても着たいと思っている着物、いつも同じ帯を合わせているけれど別様の組合せを見つけてあげたい着物などなど、よかったらお持ちください。もちろんスマホの写真でもOKです。またお手元の帯や小物(帯揚げ、帯締め、半襟)の写真もありましたらスマホに入れてお持ち寄りください。
もちろん「着物はこれから」という方のご参加も大歓迎です。着物にまつわる「よろず話」きっと楽しんでいただけることと思います。
編集工学研究所の応接室の灯りのもと、「細雪ごっこ」みたいな時間を是非ご一緒しましょう。
『おないどし』島崎柳塢(しまざきりゅうう)筆
明治41年(1908)【東京国立博物館】
多読アレゴリア*新クラブ
「着物コンパ倶楽部」*クラブ申込者限定プレイベント
【2月のモリヤマ流・きもの編集体験会】
■日時:2025年2月23日(日)
(壱の会)12:00-14:00
(弐の会)15:00-17:00
*壱の会、弐の会は同じ内容です
■会場:編集工学研究所 2階 応接室
東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
■アクセス
小田急線・豪徳寺駅より徒歩7分
東急世田谷線・山下駅より徒歩7分
■対象:女性
(多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」申込者限定)
■定員:壱の会 先着4名
弐の会 先着4名
■費用:3,000円(税込)当日現金にてお支払いください
■持物:お手持ちの着物や帯など(スマホの写真でもOKです)
■ナビゲーター:森山智子
(着物コンパ倶楽部 部長/イシス編集学校師範)
■お申込はこちらから→ 編工研SHOP
多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」のお申し込みはこちら
https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025haru
(文:森山智子)
(アイキャッチ画像:山内貴暉×森山智子)
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森山智子(もりやまともこ)
編集的先達:和泉式部。SE時代にシステムと着物は似ていることに気づき開眼。迷彩柄の帯にブーツを合わせる、洋服生地を帯に仕立てる等、大胆な着こなしをはんなり決める。イシスにも森山ファンは数多い。
多読アレゴリアで「着物コンパ倶楽部」「ハイリド源氏倶楽部」「古典Mapツアー」を主宰し、方法日本に出遊中。
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コメント
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2026-03-19
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これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。