【ほんのれんラジオ:恋愛2/ゲスト回!】いい恋愛したいなら◯◯しよう。佐藤優さんに教わる、愛の育て方と人生の安全保障。

2025/02/13(木)08:00
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。

 
ほんのれん vol.23の問いは、「これって恋愛? 〜この世界を動かす欲望〜」です。
2月でバレンタインデーも近づいてきたということで、旬な問いを扱います。

 

今回は作家で元外交官の佐藤優さんをゲストにお招きしての回、後編です。

資本主義や市場経済の中で「恋愛」のあり方が偏ってしまっている現在。

「いい恋愛」をするために、私たちができることは?

具体的な「恋の仕方」について、人生の大先輩・佐藤さんから、アドバイスいただきました!

(※お話の内容に、性的な表現を含みます。苦手な方はご注意ください。)

 

 

エピソード目次 ※これでもほんの一部です・・・!
 
官能小説辞典さえあれば/○○モノという縛り・ツボ・パターン/結婚の大原則/『存在の耐えられない軽さ』でエロスの幅を広げなはれ/バプテスト派の中村うさぎ/彼女が放蕩の限りを尽くし、辿り着いた結論は?/消費されていない”ニーズ”はある/重要な最後のところは、トートロジー/高度専門職の苦悩/運命論じゃなく予定説/予定説唱える人=上手くいってる人/遠距離恋愛は、○○○○に気をつけろ/言葉=価値観/定型って暴力的。人間の支配欲を極大化する仕組み。/”人を説き伏せるのが上”という洗脳/言葉の使い方で、わだかまりを伝えてみる/特捜部に自分を売ったりしない猫/性欲との折り合い、正面から見据えてく北原みのり/上野千鶴子/恋愛において何が正しいかは、その人の趣味よ/夏目漱石『それから』の意義/共通にもつ”憧れ”に着目する/『東京たられば娘』/「あなたの本当の気持ちを聞かせて」というパワーワード/『「ストーカー」は何を考えているか』 小早川明子(新潮社)/共依存の恐怖も織り込んで/恋愛と友情の線が、”だんだん”見えなくなる/『ソウルの春』/独特の連帯感≒愛の共同体/慶應のフリーメイソン/○○出身者の密度/アガペ―オンリーでマネジメント/エロスの怖さは、完成体になったとき可視化/赤い玉が出きった人間/最初の恋愛が重要/最初に所属した組織の先輩と恋愛関係になるな!/与件ではなく、自分たちが変えてくこともできる/代理出産が一番多い国は?/『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』/産みの苦しみ≒職場の清掃≒痛みの転化とウラオモテ/がんじがらめでも決断主義で突っ込んでく!/シングルで行くのならば、○○○○○だけは考えて!/資本主義システムで、性以上にしづらいお金のはなし/お金持ち判定法「今、金いくら?」/人間と人間のむきだしの関係、究極系のひとつが恋愛/エントロピーと文化/熱力学で説明する恋愛
 

 

▼今月の旬感本

 

▼「これって恋愛? 〜この世界を動かす欲望〜」を考える 「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

・『図説「愛」の歴史』ジャック・アタリ(著)ステファニー・ボンヴィシニ(共著)樺山紘一(日本語版監修) 大塚 宏子(訳)原書房 2009

・『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』坂口菊恵(著) 創元社 2023

・『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト(著)金森誠也(訳) 講談社 2000

・『好色一代男』井原西鶴(原作) 島田雅彦(訳)河出書房新社 2023

・『21世紀の恋愛─いちばん赤い薔薇が咲く』リーヴ・ストロームクヴィスト(著)よこのなな(訳) 花伝社 2021

 

 

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025

大沼友紀

2025-06-17

●記事の最後にコメントをすることは、尾学かもしれない。
●尻尾を持ったボードゲームコンポーネント(用具)といえば「表か裏か(ヘッズ・アンド・テイルズ:Heads And Tails)」を賭けるコイン投げ。
●自然に落ちている木の葉や実など放って、表裏2面の出方を決める。コイン投げのルーツてあり、サイコロのルーツでもある。
●古代ローマ時代、表がポンペイウス大王の横顔、裏が船のコインを用いていたことから「船か頭か(navia aut caput)」と呼ばれていた。……これ、Heads And Sailsでもいい?
●サイコロと船の関係は日本にもある。江戸時代に海運のお守りとして、造成した船の帆柱の下に船玉――サイコロを納めていた。
●すこしでも顕冥になるよう、尾学まがいのコメント初公開(航海)とまいります。お見知りおきを。
写真引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/Coin_flipping#/media/File:Pompey_by_Nasidius.jpg

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。