橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

イシス編集学校の田中優子学長が、宗風として監修する多読アレゴリアのクラブ【EDO風狂連】。
江戸の創造の源泉であった「連」に肖り、方法江戸を紐解く道中も、冬から始まり、春、夏を経て、いよいよ秋の候へと歩みを進めて参ります。
秋の候では【江戸風狂連】ではなく【EDO風狂連】としたクラブ名の意味が、いよいよ明らかになっていきます。
外とつながり、外に開き、外から何かが入ってくることで、多様な文化が華開いた江戸時代。多読共読に励む【読相錬磨】では、江戸からEDOへの変容を感じる本を集めたリストが、優子宗風から手渡されます。完全な専門書はあえて除き、気軽に手に取れる本や小説などを混ぜ込んだ、優子宗風厳選の十五冊のブックリストを手に、既知の江戸から未知のEDOへ、新たな旅路が始まることでしょう。
句を「詠む」ことと句の世界を「読む」ことの両方を鍛える【書屋俳諧】では、春から始めた連句が巻き上がります。連句は初めて!という方も、途中からでも存分に楽しめるよう手ほどきいたしますのでご安心を。同じ発句から始まった四座の半歌仙が、それぞれどのような景色を見せるのか。付かず離れずで句を出し合う楽しさ、一人では決して作れない世界をどうぞ味わってください。
優子宗風とともに江戸を味わうリアルイベント【遊山表象】では、これまで「江戸・蔦重の編集力」「江戸の音」を開催してきました。秋は、多読アレゴリア初のお祭りである【別典祭】で、優子宗風の講義を受けることができます。こちらもお楽しみに!
「風狂とはなにか?」という問いに、優子宗風はこう答えました。
「常軌を逸していること」「風雅に徹すること」。
その両方を兼ね備えんと欲するみなさん。ぜひご参集ください。共に一人前の江戸人・EOD人を目指して参りましょう。
【EDO風狂連】
宗風(監修):田中優子学長
風師 :米田奈穂/中村麻人/吉居奈々
歌雀・詩雀 :大武美和子/福澤美穂子
後見 :木村久美子月匠/田中晶子花伝所長
多読アレゴリア 2025年秋 EDO風狂連
【開講期間】2025年9月1日(月)~12月21日(日) ★16週間
【URL】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025autumn
【申込締切】2025年8月25日(月)
【定員】30名
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込) ※ クレジット払いのみ
【2クラブ以上お申し込みされる場合】2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。お申込詳細はショップカートにて。
EDO風狂連
【EDO風狂連】は、江戸の文化を「読む」「書く」「遊ぶ」連です。江戸以前の文化を本歌取りした江戸文化をまるごと受け止め、江戸から日本の方法を学ぶ。目指すは「一人前の江戸人」です。
惚れて集うて「江戸の音」 【EDO風狂連】夏の候・ISIS FESTA開催記
「巴御前が鎧兜で身を固めたようだ、と言われたんです」。 そう話すのは邦楽家・西松流家元の西松布咏さん。去る7月20日に開催されたEDO風狂連【遊山表象】の一コマである。 参加者がリアルに集い、江戸文化を体験する遊山表象。 […]
【7/20開催★ISIS FESTA】田中優子の「江戸の音」
時は享保18年(1733)、前年に起きた大飢饉と疫病流行による犠牲者の慰霊と悪疫退散を祈り、両国橋周辺の料理屋が公許により花火を上げました。これが「両国の川開き」での花火の由来、現在の隅田川花火大会へとつながります。 […]
【EDO風狂連】夢の続きは上野で。――続栄華乃夢噺〈かわら版〉
令和7年5月17日に開催された【春の候・遊山表象】。あの田中優子宗風と同じ舟に乗り、神田川を周遊しながら江戸の面影をたどるというスペシャルな企ては、荒天により夢まぼろしと相成った。代わりに、EDО風狂連が集ったのは「上野 […]
【EDO風狂連】編集別世にいざ参らん~夏の候の船出は間近(残席僅か)
守師範代としてのロールも担い、八面六臂の大活躍、イシス編集学校の田中優子学長を宗風に迎え、監修いただくは【EDO風狂連】。一人前の江戸人を目指して歩む道中も、3シーズンめの夏の候を迎えます。 「連」と言えば江戸の […]
**多読アレゴリア【EDO風狂連】2/16<遊山表象>体験録 ** イシス編集学校学長・田中優子氏を“宗風”に迎え、江戸の文化を読み書き遊ぶ【EDO風狂連】。『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)を […]
コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。