巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
多読アレゴリア「倶楽部撮家」第3期目は、さまざまなものや先達から肖り、写真をより楽しむことをテーマにします。
第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心からはじめ、お盆にはもう会えない彼方の人へ贈る写真作品に挑戦しました。そして第2期目の秋シーズンは、先達の写真家や映画の方法を借りることを実験。別典祭では倶楽部メンバーの写真作品152点を繋げてフォトリールを展示しました。クラブで交わすフォトワークを通じて、写真を撮影し、相互に見せ合い、メディア化することで、倶楽部撮家のメンバーたちはみるみるうちに写真への集中を高めてきました。
これまでの活動から「方法を借りる」ことが写真を自由にすることを体感し、第3期目では肖ることでより写真を楽しんでいきます。
カメラさえあればどなたでも参加可能です。スマホでもOK!写真を撮影してみたい方、写真が好きな方、ご一緒しましょう。
◢◤本家撮り honka-dori
本を撮ることをARTしたい。書き初めのように、新年ともにしたい一冊を撮影します。
◢◤写真家研究
巨匠や新進気鋭の写真家の方法から学び、肖り、真似してみることで撮影の幅を広げます。
◢◤PHOTO見聞録
紀行や報道のように写真を撮りたい。いつもの見方を変えて、発見的な写真撮影を楽しみます。
◢◤千夜千撮
とにかく撮ることを身近にしたい。日記のように撮影した写真を倶楽部専用のInstagramで見せ合いっこ。
加えて、リアル撮影会やオンライン座談会などの倶楽部イベントも予定。写真を見せ合い、クラブ内で相互にフィードバックをしあうことで、モチベーションを上げていきます。倶楽部で撮影した写真は遊刊エディストやInstagramなどメディアにも掲載をし、表象力のある撮家クラブを目指しています。
倶楽部の活動をリードするのは松岡校長とイシス編集学校を撮影し続けてきたこの2名です。
新年を迎え、気持ちを新たに写真の可能性をともに開いていきましょう。
アイキャッチ写真:小谷幸夫、林朝恵
アイキャッチデザイン:後藤由加里
多読アレゴリア 2026年冬 倶楽部撮家
【開講期間】2026年1月5(月)~3月29日(日) ★12週間
【申込締切】2025年12月22日(月)
【定員】20名
【受講資格】どなたでも受講できます
【申込URL】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2026winter
▼倶楽部撮家Archive
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
『方法文学』を写真する PHOTO Collection【倶楽部撮家】
本にはなんだって入る。世界のまるごと入ってしまう。写真にもなんだって入るだろう。世界がまるごと入った本だって入る。 今夏刊行された『百書繚乱』(松岡正剛/アルテスパブリッシング)では、こう締めくくられている。 &nb […]
学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。 事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
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コメント
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2025-12-16
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2025-12-10
マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
2025-12-09
地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。