『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
第70回感門之盟で43[守]の師範代に授与された先達文庫を一挙紹介。
「見た目はシャイだけど書くと大胆恋心」「9回裏満塁ツーアウトの場面でホームラン5本」「仙台のお天気お姉さん」など、康代学匠が全18教室の師範代を見立てる巧みな一言コメントを添えて、本を手渡した。

辻井貴之師範代 『祈りの海』グレッグ・イーガン

吉居奈々師範代『星の文学館』和田博文

中村晃子師範代『生きるとは、自分の物語をつくること』小川洋子 河合隼雄

岡本悟師範代『日出ずる国の工場』村上春樹 安西水丸

高橋亜由美師範代『ピエタ』大島真寿美

佐藤悦子師範代『星の文人 野尻抱影伝』石田五郎

阿久津健師範代『孤独の発明』ポール・オースター

菅野祥子師範代『平泉の世紀』高橋富雄

西由江師範代『スペインの民話集』エスピノーサ

福澤美穂子師範代『日本語が滅びるとき』水村美苗

土井良介師範代『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー

阿曽祐子師範代『もし、日本という国がなかったら』ロジャー・パルバース

新井陽大師範代『ビヨンド・エンジン』最相葉月

田邊美智代師範代『歌おう、感電するほどの喜びを!』レイ・ブラッドベリ

牛山恵子師範代『きもの草子』田中優子

岩野範昭師範代『世界の根源 先史絵画・神話・記号』アンドレ・ルロワ=グーラン

野曾原誉枝師範代『味覚日乗』辰巳芳子

森下哲郎師範代『第3のチンパンジー』ジャレド・ダイヤモンド
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
守から破へ出世魚する——56[破]出世魚教室名発表【90感門】
もはやイシスでお馴染みとなった[破]の師範代へ贈られる出世魚教室。第90回感門之盟「読奏エディストリート」Day2では、春からの56[破]を担う10名の師範代に出世魚教室名が贈られた。 板垣美玲師範代 56 […]
【申込開始】佐藤優が日本を語る「インテリジェンス編集工学講義 後半」映像公開!4/10スタート!
万巻の書を読む。難読古典を我がものとする。 松岡正剛、立花隆、池上彰、高山宏といった博覧強記と言われるものたちが、どのように本を読み、知を血肉化しているのか。誰しもが、その方法に関心をもつのではないだろうか。 &nb […]
【特報】大澤真幸の『〈世界史〉の哲学』最終論考 4/4(土)伝習座 無料生配信!
伝へて習はざるか。 千夜千冊996夜 王陽明『伝習録』では、『論語』学而の「伝不習乎」を引いて、「伝習」の意味を説いている。雛鳥が飛び方を学ぶように、人が真似て、何事かに集中していくことが「習」の字には込められている […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 弥生の月がやってきます。今年の3月3日は、皆既月食が見られるといわれています。20時頃からは、赤胴色になった月 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
1~3件/3件
2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。