新時代到来? シンお笑い大惨寺からシン師範代誕生!

2024/10/27(日)23:00
img DUSTedit

20分の8である。打率にすれば大谷翔平も口をあんぐりの4割バッターだ。
何が打率4割か。
明日28日いよいよ幕を開ける54期めの[守]講座。その教室をあずかる20名の師範代のうち、なんと8名がお笑い大惨寺出身なのである。大惨寺が姿を現してから1年を待たずに、川向うから師範代がぞくぞく誕生する「大惨寺時代」が到来した。境内の名物犬、デコピソもさっきから嬉しそうに尻尾を振っている。

編集には付きものの余白と追い込みをわが身に課すように、師範代準備中も大惨寺詣でを重ねていた粋な二人の作をチラリとご紹介しよう。

◆第237番:苦渋難題日「人類の三大発明」

 殴られ屋・別れさせ屋・夜逃げ屋
  その心は世界の平和の一助(燦々)

◆第218番:地口附「高いもの・こと一切」

 因幡の色うさぎ(ばたぴー)

どちらの作にも洒落っ気と色気がにじむ。ちょっぴりまぶされている毒気にも、人と人生を思う心持ちがある。

イシス編集学校が別世なら、大惨寺は別世の中の別世だ。別世を遊ぶ大惨寺出身の師範代たちは、54[守]に、どんな景色を持ち込んでくれるだろうか。


★まだ間に合う! イシス編集学校 第54期[守]★
稽古期間:2024年10月28日(月)~2025年2月9日(日)
詳細・申込:https://es.isis.ne.jp/course/syu

 

大惨寺への入り口は、この記事にありマス

もうひとつの “蛮” 期同門祭【大惨寺邪鬼蘇婆講参拝記】

文/豆炭、渦角
アイキャッチ/渦角

 

  • シン・お笑い大惨寺 遊夕番遊夕番

    編集的先達:一休宗純、川上音二郎、椿三十郎、四方赤良。イシスと社会の狭間に生まれし「シン・お笑い大惨寺」。この河原から毎夕声を発するは人呼んで「遊夕番」。時には抜き身の刀のごとくギラギラと、時にはヌメヌメ艶っぽく、この世もわが身も笑い飛ばす。髑髏を蹴飛ばしオッペケペぇ、雨降らば降れ風吹かば吹け。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。