道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
[守]の師範代から[破]の師範代へ。9月30日、午前0時をまわり、第43期[破]各チームラウンジで開講前の指南シミュレーションがスタートした。
錬破は開講前のリハーサルである。師範代は、本番さながらに出題、回答、指南。師範からは、さらに指導、フィードバック、再指南…とスレッドがつらなる。破師範代は、開講後すぐに取り組むことになる文体編集術の7つのお題を研究し、指南の勘所をつかみ、2週間後の開講を目指す。
先日まで守の師範代だったのを、短期間で[破]に着替えられるのも、[守]の指南をまっとうした自信があるからだろう。
受容し、方法を取りだし、不足を問いで伝えるという指南の型が身についていれば、お題がかわっても応用自在である。師範代2人に師範が1人つき、不足に敢然と切り込む[破]の指南を伝える。短期集中で厳しく方法の錬磨を行い、師範代は43[破]の舞台に立つ。
[破]開講は10月14日(月祝)。募集定員は残り5名ほど。
原田淳子
編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。
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コメント
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2025-11-25
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)