宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。

いよいよ、イシス編集学校20周年の感門之盟がやってきます。
今回はオンライン、しかも2日間開催。Edit Japanをテーマに掲げて、東京の本楼スタジオ(豪徳寺・編集工学研究所)を拠点とし、大阪の近畿大学アカデミックシアター、大分の耶馬渓ほか各地からの中継映像もお届けする予定です。そこにEdit Cafeも連動して、多重多層にみなさんを繋いでいきます。
今期感門を迎える方々はもちろんのこと、編集学校が懐かしい貴方も、一度限りの20周年記念のこの場にどうぞご参集ください。松岡校長もお待ちしています。
イシス編集学校20周年 感門之盟
Edit Japan2020 〈開催概要〉
■日時:2020年9月20日(日)13:00~20:20
9月21日(祝)10:00~19:20(予定)
■会場:ZoomおよびEdit cafe
■会費:5,000円(税別)、U-23:2,500円(税別) 23歳以下の学生
●内容:45守卒門式/44破突破式/33花放伝式/風韻講座十八座韻去式
オンライン卒門・突破証授与/やきそば会(1期~同期交流会)
SEIGOWの部屋/校長校話 ほか
■対象:イシス編集学校にご参加いただいた皆さま
■申込:イシス編集学校HPよりお申し込みください。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/245
*2日にわたるオンライン&インタラクティブ・スタイルです。
*編集工学研究所「本楼」スタジオを本局として近畿大学「アカデミックシアター」、大分県耶馬渓ほか各地中継映像とzoom、さらにEdit cafeが連動します。
*参加型お題によるプログラムもお楽しみ。
*多士済々のイシスメンバー、ゲストが登場!
※オンラインでのご参加となります。
※お申込みの方には事前にプログラム入り記念紙をご郵送します。
9月13日までのお手続きにご協力ください。
◎お問合せ:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp
松岡の書は人のために書く 感門準備10shot
9月某日、今回の感門之盟に備えて何枚もの書を書く松岡校長。どこでどうお披露目されるかは当日までお楽しみに。
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。 事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
写真家研究とモンタージュで写真を深める【倶楽部撮家:25秋募集】
倶楽部撮家 第2期生募集! 多読アレゴリア「倶楽部撮家」の第2期目は、「写真家研究」と「モンタージュ」を楽しみます。第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心を起点にして、まずはシャッターを押してみることを試みてきました。次 […]
こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
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コメント
1~3件/3件
2025-09-18
宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。
2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。