マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
キャンパーの多くが眠りについた頃、東の空には有明月が現れた。キャンプ場には44[花]のF・Kがひとり残っていた。
自分が考えてみたものを出すのって勇気が要りますね。
12月14日 02:44 [芭蕉庵]に、F・Kがろ組のグループワーク「敲かれ台」を投稿したのだ。
学衆の立場だったら絶対出してない。けど出さないことには場は動かないし動かせないので創発の契機になることを狙って師範代として出してみます。
そう、F・Kはもう学衆ではなかった。投げ出された場で、複数出てきた意見を決められずにいたグループワークに、この先の方向を示そうとしたのだ。これまでの私にはなかった勇気を振り絞り。その姿には師範代の風姿がにじみはじめていた。
遡ることキャンプ1日目。【い組】と【ろ組】に別れてグループワークを行う[芭蕉庵]には、林朝恵花目付が【見晴台】を設けていた。前期43[花]グループワークでは、各組に師範が見守りとして配置されていたが、44[花]は【見晴台】から、全師範が2組を見渡す。グループワーク状況を見かねて、もとい、エールを送るため次々に現れていた。
12月13日
17:42 [芭蕉庵]【見晴台】敲かれ台を買って出る
20:49 [芭蕉庵]【見晴台】校長の「代」ってなんだ?
23:30 [芭蕉庵]【見晴台】私に、刀をくださいな。
23:44 [芭蕉庵]【見晴台】「ハイパー」ってなんだ?
師範からの問いを受け、K・Kは【い組】と【ろ組】を分けずに交わしあうスレッド「[芭蕉庵]【い組】【ろ組】校長の「代」ってなんだ?」を立ち上げた。キャンパーたちは、それぞれの組でお題をコンパイルする間に寄り合い、意見を交差させる。同様の光景は演習中にも入伝生全員が集うラボで見られていた。分けて分けない編集は44[花]の武器のようだ。これまでの流れも、F・Kに勇気を奮い立たせたのかもしれない。
夜が明けた。
早朝、【見晴台】からは、「いまのテンポは、過去期と比べると、やや遅い」「もっとテンポをあげて」と岩野範昭遊撃錬成師範から檄が飛び、古谷奈々花伝師範も「仲間をもっと信じて」「アクセル全開で頑張って!」と続いた。
キャンパーたちは、師範代として[しをり座]では指南相察をしながら、本日15:00のグループワーク提出を目指す。マネージメントの集大成だ。どんな状況にもイメージメントを動かし、「ハイパー」をおこす編集が始まった。
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大濱朋子
編集的先達:パウル・クレー。ゴッホに憧れ南の沖縄へ。特別支援学校、工業高校、小中併置校など5つの異校種を渡り歩いた石垣島の美術教師。ZOOMでは、いつも車の中か黒板の前で現れる。離島の風が似合う白墨&鉛筆アーティスト。
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コメント
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{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。