46[破]DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix、『遊刊エディスト』誌上で予選を開催中。第77回感門之盟での本選出場をかけて、各教室から短期決戦の応援合戦だ。さあ、あなたも心惹かれるプランに投票を!
プラン3:互次元カフェ教室/ニッポン夢幻露店
寅さんと遊ぶ、日本の原風景。岩波新書に学ぶ、日本の知。
■寅さん前口上
私、生まれも育ちも葛飾柴又です。姓は車、名は寅次郎、人呼んで瘋癲の寅と発します。
■テキヤに見るニッポン
寅さんと言えば、テキヤ、香具師。縁日・祭りに浮たつ人々をもてなす存在で、堅気の世界からは遠いが、彼らこそ日本の諸相と連なってきた。テキヤの「遊・匠・嘆」から、ニッポンの面影を浮かび上がらせるのが夢幻露店だ。
■「遊・匠・嘆」の3フロア
「遊」では、露店に香具師口上、舞踊の体験でもって幼心が蘇る。
梁塵秘抄、万葉集、神楽まで文化の始源へ誘おう。
「匠」では、ダイメの儀礼、職人の技を体験。彼らの技芸の歴史を辿って、職人の始源へ誘い込む。
「嘆」では、寅次郎になりきる。寅さんはつらいよ…彼の心の嘆きを演じて、テキヤの暮らしと現状を学べる。寅に連なるマレビトたちの始源へ誘い、彼らの慟哭を鎮魂歌と伴に聴いていただく。
■顕れる岩波の「知」
鍵となるのが、3400冊にも及ぶ知のアーカイブ、岩波新書との連携だ。ここには日本の全てがある。実は夢幻露店のクライアントは岩波書店。AIと組んで寅語りに編集された新書の声が、館内各所で流れてくる。来館者は知らぬ間に岩波の知に巻き込まれているだろう。
■寅さん結び口上
さァてみなさん。トントンパタンと叩いてみれば、わんさか出てくるテキヤの歴史、そうだそいつの話なら、今や日本の人気者、このミュージアムに歯切れよく、話し始めの聞き納め、日本と新書の緒口をきってもらいやしょう。
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プラン発案者:ミヤガワ
執筆者:ミヤガワ(編集:バニー新井)
画像作成:藤田(構成:師範代シナガワ)
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投票締め切り:2021年8月25日(水)24時
→プラン3:互次元カフェ教室/ニッポン夢幻露店
バニー蔵之助
編集的先達:橋本治。通称エディットバニー.ウサギ科.体長180cm程度.大学生時に入門後、師範代を経てキュートな編集ウサギに成長。少し首を曲げる仕草に人気がある。現在は高校教員の傍ら、破に携わりバニー師範と呼ばれる。
[破]は、松岡正剛の仕事術を“お題”として取り出したとっておきの講座である。だから回答と指南の応酬も一筋縄にはいかない。しかしそのぶん、[破]の師範代を経験すれば、どんなことにも編集的に立ち向かえるように […]
●スタジオネーム「たわし」 読書の秘訣は着替えにあり。 多読ジムでは、季ごとに自分好みの“スタジオネーム(ニックネーム)”に着替えてトレーニングをする人が多い。だれがどんな名前で稽古をする […]
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