「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

chocoZAP、カーブス、エニタイムフィットネスーー近頃コンビニジムが増えている。気軽に通って体を動かせるとあってトレーニング初心者にも大人気だ。2023年9月、感門之盟を目前にしてイシス編集学校もコンビニジムに化けた。汗をかきながら編集トレーニングをしている様子を、4コマ写真でお届けしよう。
▲9月14日(木)、本番まであと2日。夜19時からは通しのリハーサルがはじまる。ところがお昼過ぎに学林局から悲鳴が上がった。「200人分くらいの名札づくりが終わっていません!」。そこで出動したのが最強助っ人軍団・感門団だ。カッターと定規を手に持ち、ひたすら紙を切る。切って切って切りまくる。ISIS館2Fの学林堂では、感門団の清水幸江(左)と吉井優子(右)が【手汗】をかきながら黙々と作業を続けていた。ちなみに吉井は職場の新木場からISIS館にかけつけた。自宅は所沢で豪徳寺は帰り道ではない。今日はリハーサルの予定もない。この作業のためだけにやってきた感門女神だ。
▲19時からのリハーサルには校長松岡正剛も姿を見せた。ときおり校長から飛ぶ鋭いディレクションに、みな【冷汗】をかきながら本番ギリギリまで編集を続ける。
▲ピンクが似合う映像ディレクター小森は、照明のセッティングに奔走した(今日はオレンジのパンツ)。別にふざけているわけではない。【滝汗】をかいてテーブルと本棚の隙間に落ちた照明の配線に手を伸ばしていた。「編集アンソロジー」の新作映像は昨日無事に完成したそうだ。
▲最後は設営やリハを取り仕切る学林局の衣笠純子だ。きのう寝ましたか?と訊くと「意外と寝てます♪」。昨晩2時から4時台にかけて衣笠はメールを連打して始発で帰宅したというが、ただひとり【無汗】でひょいひょい準備を進めていた。
イシスなコンビニジム、世田谷豪徳寺にて24時間営業中でございます。
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
【参加者募集】とっておきのお茶×読書×編集体験!9/13「本楼共茶会」コールドブリューベリーモヒート茶篇
9月13日(土)、松岡正剛プロデュースのブックサロンスペース「本楼」にて、お茶×読書×編集で参加者のみなさまを意外な世界へお連れする「本楼共茶会」(ほんろうともちゃかい)を開催します。7度目となる今回は「コールドブリュー […]
本楼の躙り口近くに松岡正剛校長の提灯が下がっている。チェ・ゲバラを擬いたものだ。ゲリラは毎日が未知の連続。何が起こるか分からない。だからこそ「常に編集を起こしている」存在とも言える。松岡校長が20世紀最後に記した千夜千冊 […]
さあ、お待たせしました!感門之盟のクライマックス「冠界式」のお時間です。新師範代たちの教室名がついに明かされます。発表の瞬間、どんなリアクションをするのか。どうぞお楽しみください!! 家村吏慧子 師範代 ハ […]
読書のキッカケは突然だ。ネットや書店で見て、誰かに薦められて、あるいは「師範選書」を知って。 イシス花伝所で2期以上指導を担った者へ贈られる師範選書。今季はこの一冊が贈られた。 『アナーキスト […]
松岡校長が残した「花伝」の書は126通り。生前、花伝所の師範に贈る「花伝扇」に書かれた数だ。相手を思いながらとった筆は、ひとつひとつ違う書を生んだ。「今後はたくさんの【花】と【伝】の文字を組み合せて、扇を渡していきなさい […]
コメント
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2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。