『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

イシス編集学校には、〝劇薬〟と呼ばれる講座がある。世界読書奥義伝[離]だ。基本コース[守]・応用コース[破]の奥の奥に用意された「松岡正剛直伝プログラム」で、1年半に一度、募集はわずか30名。幸運にも“入院”を認められた離学衆はふたつの院に分かれ、広大無辺の世界知・編集知を丸のみにすべく、校長が書き下ろした門外不出のテキスト「文巻」に分け入っていく。熾烈で香ばしい4カ月の稽古である。
第84回感門之盟「番期同門祭」Day1、16[離]の講座修了と新たな門出を祝うハレの退院式で、特別賞授与式が行われた。
特別賞とは、
[離]指導陣である火元組(ひもとぐみ)の心をぐっとつかむ際立ったものや輝いたものがあった学衆に、火元組が愛着を込めて贈る賞
([離]太田香保総匠)
のことで、今季はふたつの院の名前を冠した「言命院賞」と「兆励院賞」、そして4名の方師が協議して選出した「方師賞」の全3賞。
では、栄えある受賞者をご覧あれ!
★言命院 森川絢子さん★
★兆励院 管野恵美さん★
★言命院 佐藤健太郎さん★
★言命院 古澤正三さん★
★兆励院 古谷奈々さん★
受賞されたみなさま、おめでとうございます!
ビジュアルデザイン:穂積晴明
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
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