巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
2025年春開講の【多読アレゴリア】「着物コンパ倶楽部」のプレイベント第2段!
今度はイシス編集学校のとっておきの師範お二人をゲストにお招きして、男の襟のスキをこじ開けます。場所は本楼、リアルのみのご参加を募ります。
男の襟
女の着物は半襟がとても大事。だけどいったい男性は襟のことどう思っているんでしょう。
私が男の襟から連想するのは、学ラン詰襟のホックの外しだったり、オフィシャルでもインナーに白Tシャツを選ぶ流行だったり、そういえば男の着物では半襟ってそんなに存在感がない。
そこのところって?
たぶん何気なく聞いても「そんなのなんとなくだよ〜」とかいった返事が返ってくる可能性が大大大。そうじゃなくて感覚の微妙なところを(あわよくば、編集術と編集工学ともまぜまぜで)語ってくれそうな人に来ていただいたらいいかも!
それなら、お招きする場が必要!
それならいっそ、現在の襟事情だけでなく歴史からも紐解くようなトーク会を企画しなくては!
ということで、このお二人にお引き受けいただきました。
イシス編集学校 師範
中村麻人(なかむらあさと)さん
【iGen002】中村麻人 数理モデルを脇差に 解析フェチの編集侍
イシス編集学校 師範
梅澤光由(うめざわみつよし)さん
【iGen003】梅澤光由 全身義体を夢見る エディトリアルジャズピアニスト
お二人ともこれまでお話ししたことはほとんどないのですが、お二人の着物姿がふわっと思い出されてきたのがオファーのきっかけです。
中村麻人師範の着物姿は「詰め寄らない構築感」、梅澤光由師範の着物姿は「投げ遣りでない離脱感」。
平安時代、明治時代にふわりと飛びつつ、男の襟に潜む「スキ」をこじ開けるうちに、そんなお二人のカタチを形作る奥の何かも垣間見れるかもしれません。
【内容】
・「男の襟」部分と全体、超部分の威力について
・「くずし」の「ほど」について
・平安男子の衣服事情
公服と私服が生まれる(衣服令)
漢服と胡服が由来(馬との関係)
勤務形態と服の関係(男は通い、女は住込み)
公家のくずしの方法(ズボンの幅が倍に)
武士のスタイルの誕生(襟を折る)
・貴種流離譚と「やつし」
・明治男子の衣服事情
幕末時点の庶民の衣服事情
洋装アイテムとの出会い(鎖国時代)
洋装化のトップダウン(服制更改の勅諭)
勤め人と自営業、外と内(和洋マトリックス)
勉学期の男という存在(書生スタイル)
・コードのモード化と「もどき」
・男のカジュアル着物(偶然→まにあわせ→必然)
・男のフォーマル着物(型に潜む意味)
ほか
◉イベントなどで着物を着たいと思っている方
◉何からはじめたらいいのかわからなくて立ち止まっている方
◉普段はファッションには興味はないけど、着物ってちょっと気になる方
◉日本の古代や明治時代のことに興味がある方
2025年2月4日(火)の夜、編集工学研究所の本楼でご一緒しましょう。
みなさまのご参加をお待ちしております。
多読アレゴリア*新クラブ
「着物コンパ倶楽部」プレイベント 第2段
【トーク会@本楼】男の襟と同伴
■日時:2025年2月4日(火)19:30-21:30(開場は18:30)
■会場:編集工学研究所 1階 本楼
東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
■アクセス
小田急線・豪徳寺駅より徒歩7分
東急世田谷線・山下駅より徒歩7分
■対象:どなたでもご参加いただけます
■定員:40名
*リアルのみの開催です
■費用:3,000円(税込)
*当日現金にてお支払いください
■ゲスト
中村麻人(イシス編集学校師範)
梅澤光由(イシス編集学校師範)
■ナビゲーター
森山智子(着物コンパ倶楽部部長/イシス編集学校師範)
■お申込みはこちら →【イベント終了】
(文)森山智子
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森山智子
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2025年春から多読アレゴリアの「着物コンパ倶楽部」を主宰。
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