橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

みなさーん、こんにちわ。森山智子です!
2025春「着物コンパ倶楽部」がいよいよ始まります。
お申し込みも始まりましたね。
2025夏のご案内は【こちら】からどうぞ
2025秋のご案内は【こちら】からどうぞ
30歳をすぎたある日、「もうハイヒールで勝負できない。おばあちゃんになった時には着物が着れるようになっていなくちゃ」と激しく決心して初めてひとりで着物を買いに行って、なんとか自分で着れるようになったのが1999年のこと。そしてさらに編集と出会って人生ますますアレゴリア!
今きっと、日本には”再び”が必要。
縄文以来の日本の歴史の中から何を「再び」しましょうか?と尋ねられたら、「着物」と思う人はきっと多いはず。
着物、帯、帯揚げ、帯締め、「着物」の中にはたくさんのマリアージュの悦びがあります。
おかずだけの縄文に白いご飯の弥生がやってきた衝撃のように、稲を作る方法を持ってきた弥生の人たちが、海の幸、山の幸を手に入れる方法に長けた縄文の人たちに出会ったように。そしてその出会いの結晶が「おにぎり」や「おむすび」という名となりました。
焼きたての塩鮭に、炊きたてのご飯。
まさに生きている歓び(アレゴリア)を一番感じる瞬間。
ああ。。なんて幸せなんでしょう。
そんなよろこびの瞬間を「着物」というファッションで何度も再生したい。
「着物コンパ倶楽部」はその方法に分け入り分け入ることも楽しむ倶楽部です。日本や着物のこともっと知りたいな、着物着てみたいなと思っている方ならなおのこと、思いがけない方法で体験いただけると思います。
着物が日本人の普段着の座からすっかり降りてしまったのは昭和50年代(1980年前後)の頃でした。あれから50年経って、もはや着物は普段着ではなく「展示ケースに入った民族衣装」的なものになりつつあります。
だけど私自身の経験から次の3つのことが解決すれば、きっと着物を普段のワードローブに再び取り戻すことができると確信しています。
1.自分で選べる
2.自分で着れる
3.自分でお手入れ(洗濯)できる
特に1の「自分で選べる」が実現すれば、2と3はなんとかなるのです。
ですので「着物コンパ倶楽部」のキャッチコピーはズバリ「着物を日常のワードローブに取り戻すクラブ」。そしてクラブ活動ポリシーは「お気楽極楽で、お手軽なのに毎回新鮮」というスタイル。そこで最初の2025春は「着物を知る」ためのコンテンツを準備中です。
その制服ずるい
遊王、家斉
木綿以前
ジュバンとファスナー
機(はた)と桃(もも)
など
本日のご案内はここまで。
次回(Vol.2)は「参加者はどんなことをするの?」についてお伝えしますね。
お申込みは2月24日まで。定員は20名です。
アンテナとご興味が立った方、この機会にぜひご一緒しませんか。春夏秋冬、着物コンパで楽しみましょう!
多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」
【定員】20名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025haru
【開講期間】2025年3月3日(月)〜2025年5月25日(日)
【申込締切】2025年2月24日(月)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025春申し込みの場合
購入時に2025年3月分を決済
2025年3月26日に2025年4月分、以後継続
・2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
・1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【お問合せ】allegoria@eel.co.jpまでご連絡ください
(文)森山智子
【2025春 多読アレゴリアWEEK】
▼着物コンパ倶楽部
New! 2025春に【着物コンパ倶楽部】始まります〜(vol.1)
アイキャッチ画像:森山智子×山内貴暉
森山智子
編集的先達:和泉式部。SE時代にシステムと着物は似ていることに気づき開眼。迷彩柄の帯にブーツを合わせる、洋服生地を帯に仕立てる等、大胆な着こなしをはんなり決める。イシスにも森山ファンは数多い。
2025年春から多読アレゴリアの「着物コンパ倶楽部」を主宰。
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コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。