空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

[守]から[破]へのさしかかりで教室名が“出世”するようになってすでに3年半が経つ。ハマチがブリへとネーミングを着替えるように、2019年秋講座から[破]の教室名が出世するようになった。
第81回感門之盟では、50[破]講座を受け持つ10の教室名が、校長松岡正剛によるネーミング編集で“出世魚”をした。プレゼンターは福田容子[破]番匠がつとめた。
◆森川絢子師範代
代々ビオトープ教室 → 境域ビオトープ教室
◆中村裕美師範代
モモめぐむ教室 → モモはしる教室
◆山下雅弘師範代
外骨ジャーナル教室 → 外骨マガジン教室
◆小野泰秀師範代
ダルマ・バムズ教室 → ダルマ・マントラ教室
◆得原藍師範代
柑橘カイヨワ教室 → 柑橘パイディア教室
◆遠藤健史師範代
止観エンドース教室 → 体内止観教室
◆高本沙耶師範代
とれもろドローン教室 → さやさやドローン教室
◆総山健太師範代
ライ8反攻教室 → 全員反攻教室
◆中尾行宏師範代
モーラもらもら教室 → モーラ三千大千教室
◆北條玲子師範代
ピアソラよろしく教室 → 胸にピアソラ教室
出世魚する教室名は動画で発表される。上記は柑橘カイヨワから柑橘パイディアへと出世魚する様子。
「教室名、いかがですか」(福田番匠・左) 「カイヨワのミームは残しつつ、カイヨワの方法を取り出していただき、ありがとうございます」(得原藍師範代・右)
出世魚教室の動画制作は、デザイナー穂積晴明からバトンを託された、編集工学研究所インターンの山内貴暉さんが一手に引き受けた。山内さんこの春に花伝所を修了した放伝生でもある。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
第88回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月6日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 なお、今回から、各講座の師範陣及びJUSTライターによる「感門エディストチーム」が始動。多 […]
6月9日に開講した「多読ジムClassic25夏」も、夏らしい熱気をまといながら、無事に幕を下ろしました。 タドクラの本を読む筋肉=読筋(どくきん)を鍛える3つの読相術トレーニングは、なかなかにハード。すべ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 早いもので、9月を迎えます。今月は、多読アレゴリアの秋シーズン開講もあれば、コース修了を祝う感門之盟や、多読ス […]
田中優子の酒上夕書斎|第四夕『童謡画集』川上四郎(2025年8月26日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 では、2025年7月に公開され […]
コメント
1~3件/3件
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。