{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
イシス編集学校には「本を贈り合う」文化が脈々と流れている。その源流となったのが、感門之盟で師範代に贈られる「先達文庫」だ。松岡正剛校長と木村久美子月匠が師範代ひとりひとりを思いながら選び抜いた、これぞという一冊。第83回感門之盟「EDIT TIDE」Day1、第52[守]基本コースで師範代をつとめた18名もこの特別な贈り物を手にした。
▲師範代のらしさと重ねながら本を紹介したのは相部礼子師範(中)と石黒好美師範(右)。当日まで極秘だった本を前に、山口喜芳師範代(左)は頬を緩めた。
◆瀬尾真喜子 師範代(即断ピアニッシモ教室)
『グレン・グールド 孤独のアリア』(ミシェル・シュネデール/ちくま学芸文庫)
◆山田立郎 師範代(QEBBQ教室)
『パタゴニア』(ブルース・チャトウィン/河出文庫)
◆水野亜矢 師範代(時々ゾーン教室)
『明恵上人』(白洲正子/講談社文芸文庫)
◆田原一矢 師範代(千離万象教室)
『私たちの想像力は資本主義を超えるか』(大澤真幸/角川ソフィア文庫)
◆新井隆子 師範代(北方ボタニカル教室)
『エストニア紀行 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』(梨木香歩/新潮文庫)
◆山口喜芳 師範代(パズル蒸着教室)
『建築家、走る』(隈研吾/新潮文庫)
◆石井晴美 師範代(変速シフト教室)
『完全版 この地球を受け継ぐ者へ』(石川直樹/ちくま文庫)
◆矢倉芳夫 師範代(全階目ぐすり教室)
『日本世間噺大系』(伊丹十三/新潮文庫)
◆登田信枝 師範代(変成ミネラル教室)
『詞華美術館』(塚本邦雄/講談社文芸文庫)
◆飯田泰興 師範代(風月盆をどり教室)
『月まで三キロ』(伊与原新/新潮文庫)
◆大和丈紘 師範代(ノート結索教室)
『寺田寅彦随筆集 串田孫一編』(寺田寅彦/平凡社ライブラリー)
◆野崎和彦 師範代(はじき・おはじき教室)
『本屋風情』(岡茂雄/角川ソフィア文庫)
◆内村放 師範代(カミ・カゲ・イノリ教室)
『霊魂の民俗学 日本人の霊的世界』(宮田登/ちくま学芸文庫)
◆町田有理 師範代(校長ヴァージョン教室)
『これはペンです』(円城塔/新潮文庫)
◆高田智英子 師範代(語部おめざめ教室)
『山からの絵本』(辻まこと/ヤマケイ文庫)
◆大濱朋子 師範代(白墨ZPD教室)
『線の冒険 デザインの事件簿』(松田行正/ちくま文庫)
◆大澤実紀 師範代(埒をあけます教室)
『ときめくコケ図鑑』(田中美穂(文) 伊沢正名(写真)/山と渓谷社)
◆阿部紳作 師範代(マーボ梁山泊教室)
『ほんとうの中国の話をしよう』(余華/河出文庫)
アイキャッチ・ビジュアルデザイン:穂積晴明
▲18冊の本に18通りのストーリーを添えて、本を手渡す鈴木康代学匠(左)。新井隆子師範代(右)の両手がふんわりと本を迎えた。
一冊との出会いが次なる潮流を生み出し、師範代たちを未知の島へと運んでいく。劇的な、よい旅を!
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
本楼に中3男子が現れた。テーブルにつくとかぶっていた黒いキャップを脇へ置き、きりっとした表情を見せる。隣に母親が座った。母は数年前にイシス編集学校の存在を知り、興味を持ちながらもイベント参加にはなかなか勇気が出なかった。 […]
先月、目の前に1冊の本が落ちてきた。部屋に積まれた本の小山から飛び出したのは、松岡正剛校長の著書『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)だ。それからというもの、SNSでイシス編集学校の宣伝を見かけることが急に増え、勢 […]
11/23(日)14~15時:ファン待望の「ほんのれんラジオ」公開生トークイベント開催!【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
母が亡くなった。子どもの頃から折り合いが悪かった母だ。あるとき知人に「お母さんって世界で一番大好きな人だよね」と言われ言葉を失ったことがある。そんなふうに思ったことは一度もない。顔を合わせばぶつかり、必要以上に口もきかず […]
申込受付中!10/26開講「山片蟠桃『夢の代』を読む」◎イシス唯一のリアル読書講座「輪読座」
イシス唯一のリアル読書講座「輪読座」。「みんなで読めば怖くない」の精神でこれまで数々の難読古典に挑戦してきました。10月26日からの新コースは、江戸後期の町人にして驚くべき大著を残した異才・山片蟠桃(やまがた・ばんとう) […]
コメント
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2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。